今年4月から、グアナファト工場とバハ・カリフォルニア工場で3億2800万ドルを投じて北米向けのハイブリッドタコマを生産。
タコマ・ピックアップトラックは、現在メキシコで生産されているトヨタ車で最初の、そして唯一のハイブリッド車です。グアナファト工場とバハ・カリフォルニア工場でこの北米向け新型タコマが生産されています。
メキシコ産のタコマは米国で最も売れているピックアップトラックで、ハイブリッド車とガソリン車の2つのバージョンがあります。
この新世代タコマを製造するために、2023年半ばに3億2800万ドルの投資が発表されました。
トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・デ・グアナフアト(TMMGT)のフランシスコ・ガルシア社長は、グアナファト工場でのハイブリッドタコマの製造についてココ・メキシコのインタビューで次のように述べています。
「グアナファト工場でのこのピックアップトラックの生産は、当社の電動化戦略における大きな一歩であると同時に、この地域における生産技術の進化における重要なマイルストーンでもあります。」
グアナファト工場でハイブリッドタコマの生産はいつ開始しましたか?
今年 4 月にタコマのハイブリッドバージョンの生産を開始しました。この生産開始により、生産の観点からも当社の電動化へコミットメントが強化されます。
トヨタのタコマハイブリッド車は、世界中の他の組み立て工場でも生産されていますか?
いいえ。タコマはメキシコで誇りを持って生産しているピックアップトラックです。 2020年以来、メキシコのグアナフアト州とバハ・カリフォルニア州の両工場で、新世代とその電気式ハイブリッドモデルを含む北米地域向けのピックアップトラックを生産する事を決定しました。このモデルは過去 20 年間、米国で最も売れている小型ピックアップトラックであり、生産量の 90% 以上が輸出向けである為、グアナファト工場は当社戦略の重要な柱となっています。
トヨタではハイブリッド車の生産台数は? また、どれらでしょうか?
トヨタは世界的に、19のハイブリッドモデルのポートフォリオを持っています。これらすべての車両は、当社の電動化戦略の一環であり、各市場のニーズと状況に適応できる電動化ソリューションを提供することで、カーボンニュートラルの達成を目指しています。
メキシコでは、タコマが現在生産している最初で唯一のハイブリッド車です。グアナファト工場でのこのピックアップトラックの生産は、当社の電動化戦略における大きな一歩であると同時に、この地域における生産技術の進化における重要なマイルストーンでもあります。
今でもグアナフアト工場でガソリン車タコマを生産されていますか?
グアナフアト工場では、ハイブリッド車とガソリン車の 2 つのバージョンの新型タコマを生産しています。
ハイブリッドタコマを生産するにあたっての投資額は?
新型タコマを当社工場で生産するために、2023 年半ばに3億2,800万ドルの投資をする事を発表しました。トヨタはこの投資を実施する事によって、当ブランドと北米の電動化戦略において、メキシコだけでなくグアナフアト工場がいかに重要であるかを示しております。
自動車業界にとってハイブリッドタコマの製造はどのような意味合いがありますか?
タコマのような象徴的なモデルにハイブリッド技術を組み込むことは、電動化への段階的な移行と推進する取組みを強調するものであり、トヨタにとって大きな進歩を意味します。また、自動車組立工場がこのようなタイプの車を製造する事によって、メキシコの人材をますます信頼していることを示しており、メキシコの自動車産業にとっても大きな進歩を表しています。
この成果は弊社の持続可能なイノベーションの取組みを強調するものであり、メキシコでの生産を、よりクリーンで、より効率的な技術への移行していくうえで重要な鍵として位置づけ、そしてCO2排出量の削減に貢献しております。