ペドロ・タナマチ氏は日系メキシコ人実業家で、先日の選挙でロミタ市の市長に当選しました。グアナファト州では初の日系市長となります。
実業家であるタナマチ氏は日系3世で、父親はルイス・タナマチ・ヒラタ博士(日系2世)そして、祖父にあたる棚町卯太郎氏がメキシコへ渡った日本人移住者です。
ウタロウさんは元々レオンに移住し、そこで家族と共に定住しましたが、息子のルイス・タケシさんはロミタに移り、そこで医師としてのキャリアを築きました。その後清掃会社「クリン」を設立し、現在は、ラ・サジェ・バヒオ大学で経営学を専攻したペドロさんが、経営を引き継いでいます。
ペドロさんは先日のロミタ市長選挙で、PAN党の市長候補として出馬。2020年にもロミタ市長候補予備選に同じくPAN党から出馬していましたが、当時は落選しました。今回の当選で、グアナファト州初の日系コミュニティの市長が誕生することになります。