ホンダ・メキシコはセラヤ工場での操業を再開し、一日当たり720台の「HR-V」と「フィット(Fit)」生産する。
6月28日に発生した大規模な洪水により、ホンダ・セラヤ工場は稼働を停止し、4200万ドルの被害額が生じた。
生産再開に伴い、5200名の従業員が工場に復帰し、新2019年モデルの生産を続行する。ホンダ・メキシコ清水宏社長は「セラヤ工場を再開でき、とてもうれしく思います。期日にも間に合い、全国のディーラーに再びホンダ車を出荷していきます。」と述べている。
フォルクスワーゲンが34億ドルのコスト削減
自動車メーカーフォルクスワーゲン社は30億ユーロ(約34億ドル)を削減し、電動化や自動運転車への移行に投資する。
同社は2015年の排ガス不正からの回復を続けている。主な目標は日本のトヨタ社などライバルメーカーに対して販売台数で後れを取らないことであり、フォルクスワーゲンブランドの利益を改善することである。
2020年までに30億ユーロのコスト削減を目指し、2023年までには更に30億ユーロの削減を目標に掲げる。
管理コストを削減しモデル数を減少するなど利益率を高め、さらに2025年までには工場の生産性も30%の増加を目指す。
2023年までにEV車、デジタル化、自動運転、新たなモビリティサービスなどに110億ユーロを投資する予定である。
ピレリ社がグアナファト工場でタイヤ2000万本を生産
ピレリ・メキシコ工場は7年間の操業を経て、タイヤ生産2000万本を達成した。世界中の同社の工場でも第3位の生産量を誇る。
操業開始時はわずか28名だった従業員数が、現在では2500名まで増加している。
ピレリ社北米CEOマルコ・クロラ氏によると、グアナファト工場生産のタイヤはデザイン性も高く技術も優れており、世界中に供給されている。
現在グアナファト工場から、4大陸40か国へと輸出されている。
ゼネラル・モーターズ(GM)北米の一部工場を閉鎖
ゼネラル・モーターズはアメリカの2工場とカナダ1工場の閉鎖を発表し、シボレー・クルーズ、キャデラックCT6、ビュイック・ラクロスなどのモデルの生産を中止する。
GMはEVと自動運転車の生産に集中する方針で、契約社員の15%をレイオフし、企業再編を図ることで60億ドルの経費を削減する意向である。