ビジャス・デ・イラプアト地区にある小さな店が、バヒオ地域に住む日本人にとって特別な場所になっています。
イラプアトだけでなく、ケレタロ、サラマンカ、レオン、アグアスカリエンテスなど近隣の町からも日本人が訪れる、100%日本スーパーの「ひまわり」には、毎日お客さんが来店しています。
ひまわりは単なる日本食材店ではなく、母国にいるかのような気分になるために、そこに足を運んでいます。この場所では、日本語の本を読んで時間を共有することで「グアナファトにある日本の一部」を楽しむことができます。
大岩さん一家はレオンに住んでいますが、週末にはひまわりを訪ねてイラプアトにやって来ます。「ここに来るのが大好きなんです」と大岩さんは話します。
金曜日には仕事を終えた日本人たちがバスでひまわりにやって来てくつろいでいます。
ひまわりでは、日本の匂い、味など日本の独特の雰囲気があり、200種類以上の輸入品を扱っているだけではなく、焼きたての日本のパン、お弁当、そして新鮮な食材をつかった日本料理も提供されています。
また日本の野菜も売られていますが、どれもグアナファトで丹精込めて育てられたものです。
興味深いことに、ひまわりのオーナーを始め、スタッフは全員メキシコ人なのです。パンはエリック・ロペスが焼き、レジはシルビア・カリストが担当、そしてオーナーはマルタとアントニオです。彼ら同様、ひまわりのスタッフ全員が、日本人が満足する上質なサービスを提供するために努力しています。