世界でも有数の自動車メーカーで、グアナファト出身の
女性たち1000人以上が活躍している。ホンダ日本工場では
女性社員が一人も在籍しないのとは対照的に、セラヤ工場
では女性の労働力が高く評価されている。
ホンダ・メキシコ社には現在1502名の女性社員が勤務しており、全従業員数の30%を占めています。女性社員は皆グアナファトの住民で、職種は製造オペレーターから部長職まで多岐に及んでいます。大半はセラヤ、アパセオ・エル・グランデ、タリモロ、サルバティエラ、コルタサール、ビジャグラン、フベンティーノ・ロサス、コモンフォートなどの町の出身で、年齢は皆26歳以下と若い女性社員ばかりで、学歴も中学卒業者から博士号取得者まで様々です。
ホンダ・セラヤ工場では男女平等の精神で、女性が働きやすい環境の整備に努めています。その一環として授乳室の設置や、妊婦検診、乳がんの知識啓発キャンペーンなども実施されています。
セラヤ工場では女性社員が責任感、知識、スキルをもってそれぞれの活動に取り組み、貢献してきたおかげで、設定していた目標を達成することができたのです。
ホンダセラヤ
- グアナファト州セラヤ市で2014年2月21日に稼働開始した。「フィット」2015年モデルから生産が始まり、年間生産能力は20万台。
- 2017年には全従業員の25%を女性が占めるようになり、現在では30%まで女性雇用が増加している。
- フィット2015の組み立てに必要な全部品の65%はメキシコ産で、後は輸入されている。