高瀬大使はメキシコでの任期を終え、自身のツイッターにこう記した:
「メキシコの友人たち、私はメキシコを発つことになりました。これまでたくさんの良い思い出をありがとうございました。メキシコは善良で優しい人々にあふれた、美しく素敵な国です。皆さん、ありがとうございました。またお会いしましょう。」
高瀬大使は2017年9月に駐メキシコ大使に就任し、4年以上にわたって大使館のトップに立ち、メキシコ全国を回りながら両国の友好関係を深めてきました。
駐メキシコ大使として、メキシコ在住の日本人と深く交流し、またメキシコの人々からも愛されてきました。
SNSでもその存在感を示し、メキシコの隅々まで足を延ばした経験を発信してくださいました。ツイッター(@EmbYasTakase)では、いつもメキシコ人を称賛し、両文化の素晴らしさを共有されていました。
メキシコ料理が大好きで、特にチレスエンノガダという料理とテキーラが大好物だそうです。9月を好む理由は、メキシコ独立記念日のお祝いにちなんで国中どこへ行ってもこのメニューを堪能することができるからだそうです。
またスポーツの愛好者でもあり、サッカーでメキシコ代表と日本代表が対戦した際には、どちらかを選ぶことが出来ず両チームに賭けていました。
「日本チームの勝利に日本酒を一本、そしてメキシコチームの勝利にテキーラを一本賭けて、どちらが勝ってもお祝いできるようにしました。」と2020年11月16日の自身のツイッターで語っています。
高瀬大使は、何度かグアナファト州を訪れています。
アパセオ・エル・グランデにあるトヨタ新工場の落成式、レオンで行われた徳仁天皇の誕生日を祝う祝賀会、ホンダ セラヤ工場でのトランスミッション生産100万台達成を祝う式典など、数々の政府関係者との外交目的でグアナファト州を訪問されました。
高瀬寧氏の経歴:
- 東京大学法学部卒業、スペイン、マドリッド外交官学校卒業
- 1982年外務省入省、経済局国際貿易課課長就任
- 2000年代には中南米局中南米第二課長、国連代表部公使に就任
- 2009年在メキシコ日本国大使館公使
- 2013年リオデジャネイロ総領事、2014年外務省中南米局長
- 2017年から2021年11月初旬まで駐メキシコ特命全権大使