2021年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックではスタッフ、選手、そしてコーチをサポートするさまざまなロボットが活用される。また、自宅からオリンピックに参加することも可能になる。
Por Larissa Torres
コロナウイルスの影響で世界情勢も大きく変化し、一大スポーツイベントであるオリンピックも延期を余儀なくされました。
当初、東京2020オリンピックは今年7月24日から8月9日の開催予定でしたが、来年の同時期(7月23日から8月8日)に変更されました。
大会名称は「東京2020」のままで、最新テクノロジーが投入されるこの大会はこれまでのオリンピック史上最もイノベーティブで世界にポジティブな改革をもたらすことを目指しています。例えば、スタジアムの観客席へ人を誘導したり、注文した飲食物などを届けるロボットを想像できますか?
オリンピック組織委員会はトヨタ自動車と連携して「東京2020ロボットプロジェクト」に取り組んでおり、異なる特性をもつロボットがそれぞれ違った体験をもたらしてくれます。
「ミライトワ」と「ソメイティ」はマスコットロボットとして、それぞれの会場で選手や招待客を迎え入れます。彼らは頭部に搭載したカメラが近づく人を認識すると、目の表情と動作を連動させ様々な感情を表現します。
T-HR3は人間の形をしており遠隔地のコクピットから操作ができるロボットで、家にいながら大会に参加できます。マスコットロボットをコントローラーとしてT-HR3操作し、動きや力を相互に伝達。また映像や音声に加えて、アスリートとのハイタッチや会話なども実現できます。
HSR(生活支援ロボット)はディスプレイと折り畳み式アームが装置されたロボットで、車いすを利用する観客の誘導、物品運搬などを行い、利用者が観戦をより楽しめるようサポートします。
尚、HSRは日本語のほか多言語での利用が可能です。
DSRは東京2020大会専用に開発され、専用タブレットからオーダーされたドリンク等の物品を利用者の元まで運搬します。
T-TR1(遠隔地コミュニケーションサポートロボット)ではバーチャル空間の中でスポーツ観戦が体験できます。等身大のディスプレイの上に360度回転カメラが搭載されたこのロボットを通じて、遠隔地にいながら大会に参加してコミュニケーションをとることができます。
FSRは自律走行機能の融資、競技中の投てき物(槍やハンマーなど)の回収・運搬を行います。回収時には最適な経路を選択することができます。 このように日本の最新技術を投入しながら、東京2020で世界中のアスリートや観客を迎える準備が進められています。
このように日本の最新技術を投入しながら、東京2020で世界中のアスリートや観客を迎える準備が進められています。