注射器の薬局販売に 日本人が驚嘆
「注射器を薬局で購入し、隣人や友人に注射してもらう」というメキシコでは日常的に行われている行為は、日本人にとっては驚くべきことで、危険すら感じるでしょう。 日本では、厚生労働省に認定されている医療機関でなければ自由に注射器を購入することはできません。また、医師や看護師など医療従事者以外の人が第三者に注射することもまずありません。 コロナ禍の現状では、メキシコに住む日本人も投薬のために注射器を購入せざるをえませんが、医師又は看護師のもとを訪ねて注射をしてもらいます。 「一般の人に注射を頼むのは怖いですし、リスクが高いです。」とココ・メキシコの読者は語ってくれました。 薬局で注射器を購入すること自体が日本ではできないユニークな経験だそうです。 「日本ではあり得ないことですね。」と、メキシコ在住3年の佐久間ミレイさんは言います。 日本では注射の扱いもメキシコよりずっと厳しいそうです。 現在バヒオ地域に住む日本人の多くは、新型コロナワクチンをメキシコで接種することに懐疑的です。現段階では日本政府からの指示を待つそうです。
シエラ・コヨテで過ごす最高の週末
レオンからすぐのロボ山脈にあるシエラ・コヨテは、自然保護区に併設するプライベートファシリティ。静かな空間でくつろぎのひと時が過ごせる。 レオン市近郊のロボ山脈に位置する「シエラ・コヨテ」は、ここ20年で開発がされてきた針葉樹の多い自然計画地域です。 自然の中で安全な宿泊施設を提供するこのマウンテンホテルでは、宿泊者が快適に過ごすせるよう、食事、カヤック、焚火、ビデオ、ビリヤード台、グラウンドなどを提供しており、スタッフが調理した料理は、ロッジで食べることもできます。 恋人と、家族と、そして友達と過ごすにはシエラ・コヨテは最高のオプションで、ペットフレンドリーなところも魅力です。バケーションに、また週末のリラックスにも最適です。予約の際には宿泊客のニーズによる見積りが可能です。 料金: 1250ペソ〜1550ペソ(1人当たり) 650ペソ(子供3歳〜5歳) 詳細:4777532101 http://sierracoyote.com/
古川領事が離任、 メキシコを発つ
ついに3年間の在レオン日本国総領事館での勤務を振り返る時が来ました。 この1年の新型コロナウイルス感染症の拡大はメキシコのみならず世界中の人々の生活を一変させ、私たちの生きる価値観を根底から覆そうとしています。この出来事があまりにも強烈すぎ て、それ以前の出来事は遙か遠くのことのように思えます。それでも、2018年2月に在レオン総に着任してから、バヒオのいくつかの州知事が交代したり、日本から沢山の要人が訪問したり、中南米で初めて日本商工会のミッションの受け入れを行ったり、新しい日本人学校や補習校が開校したりと、忙しくも充実した仕事をさせて頂きました。一方で突如街からガソリンが消えたり、治安情勢がなかなか安定せず、当館からの領事メールの発出頻度は増加の一途をたどる等、心苦しいことも沢山ありました。それでも当地への日本企業の進出は進み、数々の開所式や記念式典、文化イベントに参加させて頂いたことは、忘れられない思い出です。 この3年間を通じて、日本人の皆さまとの絆を改めて感じたこともまた触れざるを得ない点です。当館管轄地域には、約660社の日本企業と約6000人の在留邦人の方がおり、もちろん直接お会いしたりお話したりする方は一握りの方でありましたが、皆さまとの意見交換や情報提供を通して、総領事館の存在はまさにこの大きな日本人コミュニティの皆さまに支えられていると言っても過言ではないと感じています。私たちは、邦人援護、日本企業支援をその主要な任務としているわけですが、反対に当地の日本企業の皆さま、在留邦人の皆さまからご協力やご支援を頂くことが多々ありました、心より感謝の気持ちで一杯です。最後の最後に、共に働き、いつも明るく前向きに我々日本人コミュニティのために尽力頂いたベティ・ヤマモト氏の逝去は心が締め付けられる思いでした。 メキシコでの生活は、最高の気候とホスピタリティ溢れる人々に囲まれて、家族ともども充実した日々でした。18年ぶりのスペイン語圏、かつメキシコ独特の言い回しには最初は困惑しましたが、当地のメキシコ人の決して早口でないスペイン語、優しく何度でも繰り返してくれる人々の優しさに助けられて、今では自然に「アオリータ」や「ケ、パドレ」が口から出るようになりました。そうは言っても2歳半から3年間現地の学校に通った息子には既にスペイン語レベルは追い越されていますが・・・。最後までメキシコ人の運転マナーには慣れませんでしたが、アラチェラやタコス、そしてオレンジジュースの美味しさと、世界一美味しいコーラの味でそれも忘れることができるでしょう。 ココメヒコには、いつも総領事館の行事をフォローしてくれて感謝します。これからもバヒオの日本人コミュニティの情報源として更なる発展をお祈りします。 この記事が掲載されるころには、私はエルサルバドルのサーフィンビーチで美味しいコーヒーを飲んでいるかもしれません。この度、在エルサルバドル日本大使館に異動となりました。是非、メキシコから遊びにきてください。 コロナ禍はメキシコでも世界でもまだ終りが見えず厳しい日々が続きますが、皆さまのご健康をお祈りします。 さよならレオン、さよならグアナファト、さよならメキシコ、そしてありがとう。 2021年2月吉日 在レオン日本国総領事館 前・首席領事 古川佳世子
「ベティさんのおかげで、我々日本人はメキシコで自国にいるかのような寛ぎを感じることができた」
在レオン日本国総領事 / 板垣克巳 ベアトリス(ベティ)・ヤマモト女史を思い出すことは、軽視できないその長所と能力を持った偉大な女性の世界に入っていくことです。同女史の、女性、企業家、政府職員、政治家、そして母、妻、祖母、教師という側面は、個人の人生及び職歴を通じた多くの側面の一部であります。グアナファト州と日本の友好関係の構築・強化において、決して消しさることができない足跡及び重要な遺産を残しました。 熊本県出身の祖父をもつ日系三世として、いつも自身の日本のルーツに誇りを持っていました。最近、同県を訪問し、自らの歴史に触れる知る機会がありました。ベティさんは、日系メキシコ人として日本とメキシコの関係強化に熱意を持っていました。同女史が持つこの核心が、両国の文化をつなぎ、貿易の潜在的発展性を促進しました。 2012年、ベティさんは、墨日友好議員連盟会長に就任することにより、その夢を具体化する機会を得ました。この年は、日本とメキシコ、特にグアナファト州との関係にとって重要な年でありました。というのも、現在のバヒオ地域の経済にインパクトを与えた投資プロジェクトが具体化した年であったためです。 少し後の2014年にはミゲル・マルケス グアナファト州知事(当時)のプロジェクトであるグアナファト州と広島県による友好提携が結ばれました。双方の関係者の間で率直で友好的な理解を促進し、両国の文化についての知識や、両国間の橋渡し能力に長けたベティさんをマルケス州知事は、チームの一員としていました。その当時以来、ベティさんは世界的な自動車メーカーのマツダ、ホンダ、トヨタといった日本企業のグアナファト工場開所のような数々のプロジェクトの増加・具体化の重要な証人であり、カギとなる人物でした。 在レオン日本国総領事館が開設した年には、日本人コミュニティに多大な関心を示し、いつも、日本人コミュニティに必要なものはないかと配慮して頂きました。 2019年には日本と他国、ベティさんの場合は日本とメキシコとの間の関係維持促進に寄与したとして、天皇陛下による旭日小綬章が安倍総理を通じて授章されました。 近年では、ベティさんはグアナファト州移民局国際コミュニティ総合調整官として、グアナファト州にある18以上もの外国人コミュニティ一つ一つと関りを持つと共に、それらコミュニティ間で相互に文化を結び付け、共存を進める素晴らしい仕事をされました。その思いやりのある心、そのホスピタリティのおかげで、日本人、そしてすべての外国人は、自国にいるように感じたと思います。 在レオン日本国総領事館及び日本人コミュニティとしては、我々の友人、ベティさんの逝去は、大きな衝撃であり、大きな悲しみを呼びました。また、メキシコに勤務していた外交官の間のみならず、厳しい外交交渉や式典を通じてベティさんを幸運にも知るに至った方々の間でも同様な悲しみを引き起こしました。 個人的にも、ベティさんのように陽気で、素晴らしい人間性を持った人物と交流できる貴重な機会を得たことを幸せに思います。同女史の遺産及び人生は、日墨関係の今後のさらなる発展に寄与したいと考える次世代の若者にインスピレーションを与え、道しるべとなるでしょう。 ベティさんの人生、個人歴、職業歴に 今、ここで敬意を表します。ベティさんは、我々一人一人の中に、活力、笑顔、ボランティア精神、そして中でも粘り強さや仕事への熱意の模範として残ります。 ベティさん、いつまでも我々の心の中に生きています。
グアナファト州知事からベティ・ヤマモトさんへの哀悼の言葉
「親愛なる友人、ベティ・ヤマモトさんの悲報に接し、悲しみにたえません。これまでベティさんと共に時間を過ごせたことを誇りに思います。」 「ベティさんを知っている誰もが彼女の魅力に惹かれ、そのカリスマ性や人間性は職場、家庭、そして個人的な付き合いの中でも際立っていました。」 「ベティさんが兼ねてから尽力してきた国際友好関係の促進に関しては、彼女の遺志を受け継ぐべく今後我々が継承していきます。それがベティさんへの追悼となり、新たな方向へとプロジェクトが繋がっていくでしょう。そしてベティさんの思いは永遠に我々と共に生き続けるでしょう。」 「ベティさんがグアナファトと広島、そしてグアナファトの日系コミュニティーとのきずなを深めるために貢献してきたその特別な功績は、皆さんもよく知るところです。ベティさんは友好関係発展のために不可欠な存在だったのです。」 ディエゴ・シヌエ・ロドリゲス グアナファト州知事
日系のルーツ
ベティ・ヤマモトさんは、1907年に日本から渡墨したゴウイチロウ・ヤマモト・サクマさんの孫にあたります。 ゴウイチロウさんはオアハカ州の港からメキシコへ入国し、コアウイラ州にある石炭工場で7人の日本人と共に働く予定でしたが、メキシコ革命後の混乱の影響で目的地に到着するまでに10年かかったそうです。 道中ではスパイだと誤解されることもあったそうです。 コアウイラではムスキスという町に住むことに決め、そこで当時看護師をしていたメキシコ人女性と結婚し、6人の子供に恵まれました。 その後、町で最初の肉屋を開店し、牧場を営むなどムスキスの実業家となりました。 ゴウイチロウさんは再び日本の土を踏むことはありませんでした。 子どもや孫たちに日々精進する大切さを教え、孫のベティさんはおじいちゃん子でした。野球の試合に連れて行ってもらったり、お茶を飲んだり、一緒に時間を過ごしたそうです。ベティさんはゴウイチロウさんに、秩序、礼儀、そして料理の楽しみなど多くを教わりました。
ベティ・ヤマモト 日系人の良き友人 (1957-2021)
メキシコ日系コミュニティーは偉大な友人を亡くした。ベアトリス・ヤマモト・カサーレスさんは自身の母国であるメキシコと日本両国の友好関係発展のため、政治生命をかけた。。 「ベティ」という愛称で皆に親しまれ、二つの文化で育ち、両国を愛していました。 メキシコ、彼女の出生地:日本、日系として受け継いだ血縁。 ベティさんは先生であり、起業家、レオン市議、地方議員、そして国会議員を歴任し、何よりも常にメキシコと日本の架け橋となってきました。 二国間の文化交流や関連するイベントの開催に尽力し、グアナファト在住日系人の生活に寄り添ってきました。 2018年には日系コミュニティーへの貢献が評価され、ベティさんは在メキシコ日本領事館を通じて外務大臣表彰されました。 そして2019年には天皇陛下による旭日小綬章が受章されました。 ベティさんは偉大なメキシコ人であり、日系人であることを誇りに思っていました。 日本人である祖父から受け継いだ礼儀作法で職務を遂行し、メキシコ人ならではの創造力と努力の人でした。 そして「自動車ブーム」でグアナファトへ移住してきた多くの日本人を、彼女の持ち前の明るさで魅了してきました。 こうして日本とメキシコの姉妹関係、友好関係を促進してきたのです。 使命を全うしたベティさん、ありがとうございました! 安らかにお眠りください。
新型コロナウイルスの影響にも関わらず 安定を維持するグアナファト経済
世界的な新型コロナウイルス感染の拡大による経済危機においても、グアナファト州は地域を活性化する工業団地により2020年第一四半期の経済成長を安定維持できました。 マウリシオ・ウサビアガ経済開発省長官は、アパセオ・デル・グランデからレオンへ広がるグアナファト州の自動車産業ベルトは世界的レベルを誇ると述べています。 また、産業ベルト以外の新たな工業地域、サン・ルイス・デ・ラ・パス、サン・ミゲル・デ・アジェンデ、そしてサン・フェリペなどでも経済成長が飛躍しているとウサビアガ長官は言いました。 経済開発省の報告によると、グアナファト州に29ある工業団地の用地60%がすでに利用されており、開発が期待される未利用地の面積は2500ヘクタールです。 また、州内全ての工業団地面積は3480ヘクタールで、総投資額は9億1400万ドルに上ります。2020年までに工業団地内の企業は16万人の雇用を創出しました。 「これまでグアナファト州には56社が新たに進出し、21億8200万ドルが投じられてきました。これは州政府6年間の目標額の43%に相当します。2021年にはさらに12社以上の企業がグアナファト州に進出する予定で、2024年までの目標投資額50億ドルを達成するための大きなインパクトとなるでしょう。」とウサビアガ長官は述べました。 グアナファト州では自動車部品、サービス、金属加工、新技術、プラスチック、繊維、航空、農業、建設、セラミックなどの産業に投資が集中してきました。 国別に見ると、アメリカ、ドイツ、日本、オーストリア、カナダ、イギリス、フランス、中国、イタリア、メキシコ、台湾などが州への投資に参入しています。 主な企業はKohler(コーラー)、 Taigene、Pepsico(ペプシコ)、Continental,(コンチネンタル)、P&G、Webasto(べバスト)、Nucor(ニューコア)、 GKN Sinter(GNKシンターメタルズ)、CW Technology、 Eurocast、ZKW(ZKWグループ)、 Nestlé-Purina(ネスレピュリナペットケア)、 JK Material(JKホールディングス)、Stant,、Serviacero、FedEx(フェデックス)など。
メキシコ総選挙が 近づく
来る6月6日にメキシコで総選挙が行われます。国会議員(連邦議会)、州知事15名、30の地方議会、そして1900名の首長が新たに選出されます。 グアナファト州では46地方自治体の首長と地方議員の選挙が行われ、グアナファト州議会は新たな顔ぶれで出発することになります。 メキシコでは、州知事の任期は6年、自治体の首長は3年です。 法律によると州知事の再選は認められていませんが、首長は1回のみ再選可能です。例えば、エクトール・ロペス・サンティジャナ現レオン市長は6年間の任期を終え今年退任します。 メキシコで国政選挙を監督するのは全国選挙機関(INE)と呼ばれる機関で、州選挙は各州の選挙管理委員会によって実施されます。 市長選挙立候補者の選挙運動は4月5日から6月2日までで、6月6日日曜日が投票日です。当日メキシコ人有権者は自治体に設置された投票所へ向かい、投票を行います。 投票により選出された議員は10月10日より公務にあたります。 今回の選挙で選出される議員 連邦議会議員 地方議会議員(コアウイラ州とキンタナ・ルー州を除く) 30州の地方自治体首長(ドゥランゴ州とイダルゴ州を除く) 15州の州知事:バハカリフォルニア州、南バハカリフォルニア州、カンペチェ州、チワワ州、コリマ州、ゲレロ州、ミチョアカン州、ナジャリ州、ヌエボレオン州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州、シナロア州、ソノラ州、トラスカラ州、サカテカス州