偉大なるアーテイストそして映画監督であるギジェルモ・デル・トロ氏と宮崎駿氏。メキシコ・日本それぞれの国が誇る二人は良き友人でもある。 メキシコ人映画監督ギジェルモ・デル・トロ氏が個人コレクションを集めた展覧会「怪物の館」で、宮崎駿監督が彼に贈った日本語の手紙に二人の友情が記されていました。 宮崎監督が「親愛なる友人」であるデル・トロ氏に書いた手紙は、グアダラハラ大学美術館の展覧会でも大切な一点として展示されました。デル・トロ監督はこれまでの製作活動において宮崎監督から多大な影響を受けてきたそうです。 2008年に書かれた手紙には、デル・トロ氏が吸血鬼を題材にした三部作「ザ・ストレイン」の第一部を宮崎氏にプレゼントしたことに対するお礼が記されていました。日本語では「沈黙のエクリプス」と改題されたこの小説は、後にテレビドラマシリーズ化されたヒット作です。 宮崎監督は手紙の中で冗談交じりに「とても忙しくて頭から灰がパラパラ落ちている」と表現したり、ジブリ作品の中から「くじらとり」、「やどさがし」、「水グモもんもん」などの作品をすすめています。 また宮崎監督が次回作の構想や登場人物をイラスト付きで紹介している手紙の文面からも、二人が親しい様子が伝わってきます。 手紙の最後には再会を願う言葉が添えられており、オスカー受賞者でもある両監督の再会を世界中のファンが待望していることでしょう。
ポンチェ:クリスマスシーズンを 代表する飲み物
ポンチェはメキシコのクリスマスシーズンに登場する旬のフルーツがたくさん入った栄養価の高い飲み物。通常は12月の寒さを凌ぐため、温かいポンチェが好まれる。 メキシコではイエス・キリスト誕生前の9日間を祝う「ポサダ」と呼ばれる伝統行事があり、家族や友人が集まってお祈りをするこの集会でもフルーツ入りの温かいポンチェは欠かせません。 ポンチェは香りも良く、メキシコでは風邪予防として知られているグアヤバという果物が入っているため、ビタミンCも豊富です。 他にも、タマリンド、サトウキビ、テホコテ(メキシコサンザシ)、ハイビスカス、りんご、そしてシナモンなどが一般的な材料として挙げられます。 今回はメキシコ人に大人気のポンチェのレシピをご紹介します。 作り方 材料 水4リットル 三温糖400グラム シナモンスティック4本 テホコテ500グラム グアヤバ750グラム(中サイズ約12個) りんごの角切り1½カップ 15cmサイズのサトウキビ12本 タマリンド1カップ ハイビスカス1カップ 作り方 大きい鍋に水を入れる テホコテ、三温糖、シナモンスティックを加える 15分間調理する 小さく切ったグアヤバ、りんご、サトウキビ、タマリンドの殻をむいたものと、ハイビスカスを加える 弱火で約1時間火にかける こう質問されたら: 「ポンチェにピケテはいかが?」 ポンチェにテキーラ、又はロンを少量加える
最先端の町、シラオ
シラオ市の市民は勤勉で、家族の為に毎日一生懸命働いています。また、優しくて明るい市民が多く、伝統を誇ると同時により豊かで幸福な未来を目指しています。 その豊かさは安定した雇用によりもたらされ、自己の向上へと繋がり、結果的には子孫に遺産を残すことも可能になるでしょう。 日系企業がシラオ市に進出して以来、市内における雇用機会も増加し、より多くの若者が自動車産業関連の職へ就くためのスキルを身に付けています。 また、文化面でも日本から多くの影響を受けており、今年は毎年恒例のシラオ・フェリアの招待国として日本に参加していただきました。 これまで日本の皆さんとの交流で文化や習慣を学んできましたが、何よりも勉強になるのは効率化と改善という仕事に対する基本概念です。 カイゼン哲学は、より効率的で生産性を高める方法を従業員が提案していくことで会社に貢献するという生産向上哲学で、社員のモチベーションにも繋がります。 私たち市政においては、シラオ市民に雇用を創出する企業の進出を今後も迅速にサポートしていきます。 また、近年はグアナファト州政府の支援のもと、工学、ロボット工学、航空学、物流などの分野が学べる教育・大学機関が市内に開設されました。 今後も更に日本との交流が深まることを願い、日本の皆さんも是非シラオを観光するなどこの町を楽しんでください。 シラオは世界へ開かれた最先端の町で、他国の人々とも友情を育んでいきます。広島県とグアナファト州の友好提携も祝福します。
長期にわたる友情
ココ・メキシコのゲスト寄稿へ再び投稿させて頂き、ココ読者の皆さんに私の考えを共有する機会を得られたことを光栄に思います。同時に11月は当雑誌が創刊3周年を迎えるということで、日本人とメキシコ人を結ぶ話題を提供してきたことに敬意を表します。 これまで短期間で日本とメキシコの友情を築いてきましたが、今では互いに隣人、パートナー、そして何よりも友人だと感じています。どちらも逆境に屈することなく立ち向かう精神を持っていますし、両国ともに農業は大切な役割を果たしており、種まきから収穫までの過程も心得ています。 また、どちらの国も相互利益の為に世界への扉を開いており、この点に関してはグアナファト州では何年も前から実践してきたことで、その成果が現在の自動車産業の繁栄です。レオン市においては日本との絆を更に深めるため、次のような政策を行ってきました: 在レオン日本総領事館、東京銀行、みずほ銀行の開設、文化フェスティバルや観光・グルメイベントの開催。特に広島フェスティバルは4回目を迎え、両市の文化交流に貢献してきました。 日本・レオン就職フォーラムは自動車産業向けの人材育成プロジェクトで、日本からの投資は増加傾向にあり、2015年から2019年の間に日系企業16社がレオンへ新たに進出しました。 しかしながら日本とメキシコは経済分野のみで結ばれているのではなく、コミュニティとして共存していくことが目的です。 愛情を持って畑に種を蒔くようにこの友好関係を温かく育んでいき、長期にわたる友情を構築していきたいと願っております。
「広島県とグアナファト州との関係」
広島県とグアナファト州との関係は、マツダのグアナファト州への進出を契機に、より強固な関係になってきています。2012年9月には、当時、マツダの代表取締役副社長執行役員をされていた金井誠太氏がメキシコ政府より在広島メキシコ合衆国名誉領事に任命され、2013年2月に広島大学工学部とグアナファト大学工学部が交流協定を締結してからは、広島大学ではグアナファト大学の留学生を受け入れています。そして、この年の11月には、ミゲル・マルケス・グアナファト州知事(当時)が広島県を訪問し、湯﨑英彦広島県知事との間で経済交流協定の締結を行いました。 翌年2014年11月には湯知事が県議会議員団とともにグアナファト州を訪問し,交流分野を更に広げる友好提携を締結してからは、毎年、交換留学生として高校生数名を相互に派遣している他、文化使節団の相互派遣を行っています。 2015年6月には、広島県や広島県議会、広島県商工会議所、広島大学、企業、テレビ局、関係団体から構成される広島グアナファト親善協会が設立され、今まで、広島県とグアナファト州の親善交流のための事業に対し様々な支援を行っています。 グアナファト州では、日本から学ぶことが多くあり若い人に日本を知ってもらおうという観点から毎年20名から30名の高校生・大学生を「日本に行こう」プログラムにより約10日間、日本に派遣しています。このプログラムでは参加学生は必ず広島県に立ち寄り広島県知事にお会いしています。また、毎年、広島県からはシェフ3人をグアナファト州に派遣し、広島フードフェスティバルを開催し日本食を紹介しています。その他、東京オリンピック・パラリンピックでは、広島県1県で全てのメキシコの代表団チームを受け入れるホームタウンとなっています。 2019年7月には、湯﨑知事が県議会議員団とともにグアナファト州を訪問し、ディエゴ・シヌエ・グアナファト州知事との間で友好連携協定締結5周年を記念するとともに,広島県とグアナファト州との間でスポーツ交流提携及び議会友好提携の各々の覚書を締結しています。 このように、広島県とグアナファト州との関係は、人物交流や文化交流だけではなく、スポーツ交流や議会交流等幅広く交流の場を広げています。 私がレオンに着任してから1年9か月が経過しました。この間、各州の政府要人、大学、民間企業、団体等多くの方とお会いし、日本への関心や期待の高さを感じました。 グアナファト州では、2011年、日本人居住者は201名、進出日本企業数は14社でしたが、2018年には、日本人は2362名、進出企業数は279社に達しています。同州では、人口600万人のグアナファト州に居住する2300人余りの日本人のためにグアナファト州内の交通標識、グアナファト国際空港や州議会議事堂、メトロポリタン公園の案内標識、レオン動物園の動物標記には日本語が併記され、また、グアナファト州緊急管制センターでは24時間日本語で対応できるジャパン・デスクが設置される等日本人に配慮した対応をしてくださっているのを目にしました。誠にありがたい限りです。グアナファト州では幼稚園から日本語を学ばせている学校もあるように日本語学習熱が盛んな地域です。毎年、メキシコ日本商工会議所が開催している日本企業の就職フォーラムには、今年は日本企業への就職を希望する1000名を越えるメキシコ人の方が来場しました。2015年から毎年実施されているマツダ駅伝大会には、地域住民の方や企業関係者約3000人が参加し、日本人とメキシコ人の方の友好を深める場となっています。レオン市、イラプアト市、セラヤ市、グアナファト市、サルバティエラ市では、日本祭りを開催し多くのメキシコ人の方が来場しています。 日本もグアナファト州への関心が高くなっています。2018年には、岡本三成外務大臣政務官、衆議院米州各国議会制度等調査議員団が、2019年には、日本商工会議所の経済ミッション、遠藤利明衆議院議員をはじめ4名の衆議院議員がグアナファト州に来訪されました。同年4月には、イラプアト市内にグアナファト日本人学校が開校し、今後、更に日本人の増加が見込まれます。 このようにグアナファト州と広島県そして日本との関係は、年々相互理解を深め益々強固になっていると感じており、そんなグアナファト州に勤務していることを幸せに思っています。
日本とグアナファトが価値観やタスクを共有することから素晴らしい関係が生じる。
「ココ」という日本とメキシコを結ぶ雑誌において、日本人の皆さんにご挨拶できることを光栄に思います。 グアナファト州では日本人コミュニティの数が増加の一途をたどっており、現時点でグアナファト州には2362人の日本人が居住しています。サカテカス、サン・ルイス・ポトシ、アグアスカリエンテス、ケレタロ、そしてハリスコを含むバヒオ地域ではその数は約5000人に上ります。 グアナファト州はメキシコシティに続いてメキシコ国内で日本人の数が2番目に多い州です。国内にある日系企業1000社のうち約半数はバヒオ地域にあり、そのうちの279社はグアナファト州に位置しています。 グアナファト州にとって日本は最大の投資国で、州の企業誘致プログラムにより投資される各10ドルのうち3ドルは日系企業からの投資です。 また広島県との友好提携締結も大きく影響しています。 グアナファトと日本との交流が促進するにつれて日本人学校の開設も必要になり、州内の様々な場所で日本文化を紹介するイベントなどが開催されるようになりました。 イラプアト市の日本人学校開校により、日本人家族が揃ってグアナファト州に移住できることで、この先日本人居住者の数はさらに増加していくと予想しています。 グアナファトの住民にとっても、日本の皆さんとこのように日々の生活を共有できることは大きな喜びです。 また、私たちメキシコ人は日本人の「改革の精神」にも共感しています。先日レオンで開催されたハノーバーメッセ2019には、インダストリー4.0や最新デジタル技術の展示に日系企業からも多くの人々が訪れていました。 このように、未来のビジョンやアイデンティティ、誇り、団結力、自由や敬意といった価値観をお互いに共有できることを大変うれしく思いますし、それが両国の素晴らしい関係の構築へと繋がっていくでしょう。
第3回:知ったかぶり
日本人が困るメキシコ人の “理解力” 筆書「現役通訳夫婦が見たメキシコ自動車産業と今後」では多くの共感・納得の声を頂いていますが、本シリーズは著書に書き切れなかったこぼれ話&メキシコ人向けの内容でお届けしていきます。 第3回目は「知ったかぶり」、筆書でも取り上げていますがメキシコ人は業務上の知識を問われたら「知らない」とは絶対に答えたくない性質を持っています。でも今回は、さらに一歩先の話です。 日本人は次世代の担い手を育て上げていこうと色々と部下に教えます。でも初歩的な事や、簡単な事しか教えていないにも関わらず、次の日には「俺は何でも知っている」と豪語して回り、最悪の場合、設備の設定を勝手に変えてしまい大問題に発展する事態に何度か遭遇しました。なぜこうなってしまうのか?それはメキシコ人にとっては日本人上司に教えてもらう事は光栄な事であり、すぐに他の同僚と自分は違う(教育を受けた)事を強調したがる傾向があるからです。さらに問題なのが、それを聞いて嫉妬した他のメキシコ人が「じゃあ、この問題の解決方法分かる?」などカマを掛けてきて、分からないまま対応してしまい問題になるのです。 その本 a 話題の本 著者: 中塚アンヘル信也 フリーランス日西通訳 メキシコ在住13年 自動車業界6年目 現役通訳夫婦が見たメキシコ自動車産業と今後(Kindle版) ある通訳者の黒歴史(Kindle版)
日本への旅
日本の代表的な二都市、東京と京都はそれぞれテクノロジーと伝統文化の町として人気がある。日本の料理、歴史、建造物は他に類がなく、広大な竹林を有し、仏教寺院や神社が多く存在する。海の恩恵に感謝する祭りや、子ども達の成長を願う祝日など、様々な祝祭日も楽しめる。日本への旅は素晴らしい経験になるだろう。 日本はもう遠く離れた国ではありません。昨今の両国の交流関係が功を奏し、これまでメキシコから日本への航空便は経由便で2便のみだったのに対し、現在では直行便を含む計4便に増便されました。 多くのメキシコ人が日本文化に興味をもっており、日本への旅行者数も増加傾向にあります。 今回ココ・メキシコでは日本へ訪れたいと思っている読者の方々へ、日本旅行ガイドをお届けします。 航空便 まず、旅行時期に注意が必要です。メキシコシティから東京へ春に旅行する場合(桜の開花時期は繁忙期)の航空チケットの相場は19,000ペソから22,000ペソくらいでしょう。逆に閑散期は9月と10月で16,000ペソくらいでチケットが購入できます。日本の夏はとても湿度が高く、暑さも厳しいです。北西部を訪れるなら寒い季節の方が良いでしょう。 交通アクセス 日本国内の移動は鉄道が便利で、事前にJRパスを購入しておくことをお勧めします。この乗車券は外国人旅行者を対象に販売されており、7日間利用できる乗車券の料金は約5,500ペソです。期間は7日間、14日間、21日間と選択でき、JR各社の鉄道のほかにJRグループのバスも利用できます。旅行日程により購入の有無を決定するのが良いでしょう。 宿泊場所 日本の宿泊先は豪華なホテルから、カプセルホテル、ラブホテル、そして寺院の宿坊まで多様なオプションがあります。旅館や民宿など和式の宿泊施設では、玄関で靴を脱ぎ、畳の和室、温泉、日本庭園などが楽しめます。また民宿は他の施設に比べて経済的(500ペソ〜1500ペソ)で、主に民間が運営してる小規模の宿泊施設です。 食べ物 日本にも「ファーストフード」店があり、ラーメン屋や安価のすし(回転寿司)がお勧めです。またコンビニと呼ばれるミニスーパーでは夕方になると商品が割引になることも多いので、食べ物が安く購入できます。鉄道の駅では「お弁当」と呼ばれる、ご飯に肉、魚、野菜などのおかずがセットになったものが売られています。また、餃子や焼き鳥などを売っている屋台もあります。 訪れたい場所 東京 まず浅草を訪れて、日本でも最も古い商店街の一つである90店舗を誇る仲見世通りを歩こう。通りを抜けると浅草寺があり、その入り口に構える雷門には象徴でもある赤い大提灯が吊るされている。寺の中には五重塔や伝法院庭園などがある。 日曜日には上野公園を訪れるのも楽しい。春には桜の花見も楽しめる場所で、公園では不忍池や上野大仏を見ることができる。また公園内には日本最古の博物館である東京国立博物館があり、開館時間は火曜日から日曜日の午前9時から午後5時まで。 そこから秋葉原へ移動すると歩行者天国があり、数々の巨大なネオン広告が見られる。また渋谷や新宿も繁華街の一つで、高層ビルが立ち並んでいる。東京都庁の展望台からは無料で東京が一望でき、天気の良い日には富士山も見える。新宿には新宿御苑という庭園や、思い出横丁と呼ばれる飲食店が並ぶ通りがある。 京都 東京から京都までの距離は新幹線で約2時間40分。 京都では伏見稲荷大社を訪ねよう。稲荷大神を祀る伏見稲荷大社は山のふもとにあり、本殿へ到着するには千本鳥居を通り抜けなければならない。 京都郊外の嵐山にある嵯峨野の竹林の道は風情のある小道で、周辺には世界遺産にも登録されている14世紀建立の天龍寺などもある。 忘れてはならないのは京都の祇園地区で、風情を感じる昔ながらの町並みや、芸者や侍など日本独特の伝統文化を味わえる場所である。
グアナファト-広島 友好提携締結5周年
広島県とグアナファト州の両政府機関はここ5年間、教育・文化・スポーツ・経済などの分野で交流活動を行ってきました。 言語のハードルにも関わらず、相互に学びながら友好関係を築いてきました。 湯崎英彦広島県知事は、現グアナファト州知事であるディエゴ・シヌエ・ロドリゲス氏と新たに友好を深めるため、今回グアナファトを訪れました。 夕食会の席には両国の関係者が出席し、友好提携締結5周年を迎えるに当たり互いの努力を拍手で讃え合いました。