グアナファトの人々の生活習慣は変わりつつある。 シラオの田舎町だったナポレスは、以前は農家で作物を収穫していた人が車の製造をしている。主婦はレストランでフリホーレスを日本人のために作っている。グアナファトで最も重要な工業団地プエルトインテリオールの真ん中にこの小さな町があるからだ。 農作物を収穫してきた大地には今では工業団地の工場が立ち並ぶ。 グアナファトで最も活気あふれる工業団地の中のナポレスという田舎町からのレポートをお届けする。 最近サッカーススタジアムで多くの日本人を見かける。いま最も注目されているのは日本サッカー界のスター選手である本田圭佑がパチューカに移籍したことだ。 レオンでの試合はスタジオが日本人でいっぱいになる“ハポニサード”(日本人化する)になるだろう。本田選手がメキシコでの初ゴールを決めたことでも盛り上がった。 今号ではメキシコ独立記念日をどうやってお祝いするかやメキシコで辛さを心配しないで食べられるチリについても掲載した。 レオンの観光地や革製品で有名なレオンについても掘り下げた。 電話のかけ方の基礎知識もぜひ参考にしてほしい。 レオン市議会のベアトゥリス山本議員は日系人であることへの誇りをインタビューで語ってくれた。 ココメキシコを通して皆様とこれからも一緒に学んでいけたらうれしい。 エウニセ・メンドーサ
メキシコ日本商工会議所はグアナファトで成長しています。
メキシコ日本商工会議所(通称カマラ)は、バヒオ地域の会員企業へのサービスの向上と充実の為、2年前より開設されました。 Por Eunice Mendoza 6年前、グアナフアト州内にある日本企業の数は14社でした。それが現在では自動車産業の進出によって571社にまで増えました。この変化についてイラプアトに事務所を置くメキシコ日本商工会議所バヒオ支局の藤山支局長も驚きを隠しませんでした。全国的にはメキシコ日本商工会議所には475社が会員登録をしており、そのうちバヒオ地区には233社の会員企業があり、半数がバヒオ地区で活動していることになります。このようにバヒオ地区に増加する日系企業に対して、その活動をサポートし利益を守るために2年前イラプアト市にバヒオ支局を設置しました。この支局の開設はバヒオ6州(グアナフアト、アグアスカリエンテス、ハリスコ、ケレタロ、サンルイスポトシ、サカテカス)の州政府と日系企業をつなぐうえで重要な役割を果たしています。バヒオ局長はバヒオ地区にある日系企業のニーズに素早く対応することを使命とし、正確かつ有益な情報を日本語で提供するべく日々活動をしています。日系企業が持つ懸念や疑問、そして直面する問題について解決への手助けができるよう、アンケートも行っています。また、会員間の親睦を深めるためのイベントも企画しています。この2年間は日本人の増加が最も多かったグアナフアト州を中心とした活動が多かったため、今年は他州でのサービスを拡大していく予定です。メキシコ日本商工会議所では労務、財務、税務、経済、治安、メキシコの歴史といった様々なテーマでセミナーを行っています。また、着任後間もない方へメキシコでの一般的な生活情報や治安情報を提供する着任後研修も開催しています。今年は1月に450名以上が参加した新年会を開催、近々イラプアト市でのゴルフ大会を予定しています。メキシコ日本商工会議所は会員企業へ貢献するために多大な努力をしていますが、藤山支局長は市そして州政府の協力とメキシコ人労働者の献身のお陰でこのグアナフアトの土地で敬意を持って生活できていることに感謝を表し、又、同時にカマラの目的の一つでもある日墨経済交流にも益々貢献してゆきたいと述べています。
日本―メキシコ間の増席
2017年後半期から主要航空会社でメキシコーアジアへの便が増便される。 全日空は東京への便で増席。アエロメヒコはソウルと広東への直行便も導入する。 コンチネンタル自動車部品がサンルイスポトシに進出 ドイツの自動車部品会社コンチネンタルが1億6700万ドルを投じて新工場を建設する予定だ。900名の雇用が見込まれる。その工場では油圧ブレーキシステム、ターボ充電機などを製造予定。 バヒオ自動車産業の更なる成長へ向けて バヒオ自動車産業が更なる成長へ向けて日本とメキシコの両国が相互協力するための プロジェクトが2017年からの5年間に渡って行われる。 これにはグアナファト州、ケレタロ州、サンルイスポトシ州の自動車関連企業が対象になる。日本の改善を重ねる技術をメキシコに浸透させ 関連企業に啓発を促す。 エル・ロサル日本への輸出開始 シラオ・デ・ラ・ビクトリアにあるエル・ロサルは2年間の交渉を終えてグアナファト州産の野菜を日本を輸出する運びになった。同社は水耕栽培を取り入れトマト、ピーマン、きゅうりの生産をしている。グアナファト州に新しい風を送り込んでいる企業だ。 水耕栽培は土ではなく化学肥料を使わなくてよいミネラル溶液の中で生産される。 日本はメキシコのエネルギー分野にも投資意欲 山田 彰大使は日本はメキシコの発電・石油開発に連邦レベルでプロジェクトの競合をすると語った。さらに日本はメキシコの自動車産業分野にのみ投資するのではなく エネルギー分野や農産物、インフラにもこれから投資が始まるだろうと示唆した。
自動車産業ブーム
.今グアナファト州は新しいデトロイドのように変貌している。 グアナファト州は大きく経済成長を遂げている。昔の田園地帯は今 工業団地に変わった。ブームはますます大きくなっている。サンフェリペ、トーレス・モチャス、ビジャグラン・コモンフォート、アバソロなど昔は農業のみの従事していた小さな町もブームにのって工業団地が並び国外の企業が進出している。 グアナファト州の地図を見ると日本企業がいかに多く進出しているかがわかる。 今号ではサラマンカのマツダ自動車にインタビューした。水谷智春社長はメキシコ人と日本人のコンビネーションの良さを強調した。松田自動車の最重要の組み立て工場内も案内してくださった。そしてもう一人のインタビュアーは覆面レスラーのウルティモドラゴン。 メキシコでも大きな軌跡を残した日本人プロレスラーだ。プロレスは日本でもメキシコでも大変人気があるスポーツの一つだ。ココメキシコが取り上げたもう一つのテーマは 春を告げる花ハカランダ。このメキシコを彩る花は日本人移民の庭師が持ち込んだものだった。空港で役立つ日本語、ワイン街道の特集もお楽しみを。ココメキシコを今号もお手に取って下さりありがとうございます。 エウニセ・メンドーサ
グアナファト州内に25ヶ所の工業団地
グアナファトは転換期を迎えている。サンフェリペ・トレス・モチャスは2年前まで農業にのみ依存していたが現在は自動車関連企業の日本企業の投資が続いる。 Por Runice Mendoza 自動車産業のブームに乗ってグアナファト州は大きな転換を迎えた。たとえば ビジャグラン、バジェ・デ・サンティアゴ、コモンフォート、アパセオ・グランデ、アバソロなどはその典型だ。 グアナファト州の各地に現在25ヶ所に工業団地がある。 2012年から現在に至るまでトリプルAの基準を満たす工業団地が17ヶ所建設されている。 トリプルAとは国が定めた様々な工業団地のインフラ設備、排水設備、建築基準などがある。 工業団地の発展に伴い周辺の地域も開発され発展を遂げてきた。 電話回線、インターネット、電力、道路や橋の建設、水道設備などがそうである。 グアナファト州政府は企業の誘致に力を入れ、工業団地周辺のインフラ設備の増強に力を入れている。 17ヶ所の工業団地に64の企業が参入。そのほとんどが日本企業でドイツ、フランス、メキシコ、アメリカと続いている。 ココメキシコはグアナファト州の経済開発省のギジェルモ・ロメロ長官にインタビューし更なるグアナファト州の経済発展の重要性について語った。 “工業団地の建設が企業を誘致し、雇用の拡大につながるのです” グアナファト州は州内に1745ヘクターレスの敷地に工業団地が設置され 5億2500万ドルの投資と7万3千の雇用が生み出された。 17 過去5年間に建設された工業団地 1,745 ヘクターレス 64 参入企業 73,150 雇用 525 5億2500万ドルの投資
バヒオの工業地帯の発展
メキシコで生産される車の10台に4台がバヒオで組み立てられている バヒオは世界的に重要な車の生産地域だ。アグアスカリエンテス、グアナファト、サンルイスポトシで生産されるのは150万台。ロシアとトルコの上を行く。 フォードはサンルイスの工場を撤回したが、自動車産業は今も成長し続けている。 10台に4台の車はバヒオで生産しているのだから。 グアナファトだけを見ても ホンダ、マツダ、GMなど重要な会社が生産拠点を構えてる。 トヨタが生産開始するば 年間の州内の車の生産量は大きく増える。 トヨタのメキシコ社長 マイク・バファン氏は新工場のアパセオグランデで年間20万台を生産するという。 そうなれば2020年にはグアナファト州で93万台の生産になり現在より27パーセントのアップになる。メキシコ国内の生産量の19パーセントが州内で生産されることになる。 エル・フィナンシエロ参照
2016年 日本企業5社からの投資
日本企業の投資が続いているバヒオで 去年はグアナファト州に5社から合計1.878億ドルの投資がなされた。これらの企業はすべて自動車関連会社でグアナファト州は更なる経済成長が見込まれる。メキシコで最も重要な商業が集まる州になっている。グアナファト州は2016年日本企業からだけで1461の求人があった。グアナファト州の経済開発省の発表によると SANYOは今年9月からアバソロにある工場が稼動し ベアリング用素形材を製造する。OSG Roycoは高度な技術で超硬切削工具をプエルトインテリオールで製造する。 NSK Warnerはクラッチの自動変速機のシステムを製造する。2017年に生産開始し120万ドルの売り上げを目標にしている。Dowa Metaltech はイラプアトに車載向けめっき加工の工場を Aisin Seikiはサンルーフやドアフレーム ドアハンドルの生産工場を稼動させる。
トヨタグアナファト新工場 世界レベルのモデルへ
アパセオ・エル・グランデ新工場の 革新的な製造ラインは自動車業界に革命を起こす Por Eunice Mendoza Colaboración especial: Elizabeth Martínez トヨタ自動車のグアナファト新工場の稼動はいつからですか 2019年に稼動し メキシコグアナファト新工場(TMMG)で2020年5月にカローラが生産されます。 どのくらいの従業員が働く予定ですか 2000名になると思います。 グアナファト新工場で生産される車種はなんですか グアナファト新工場(TMMG)ではカローラの生産をはじめます。 2002年からトヨタの中で5台に1台はカローラの販売です。 トヨタの中でカローラは一番売れている車で 世界でも最も売れています。 2016年は発売から50周年を迎えました。 トヨタの新工場稼動にあたり 関連会社はどのぐらいグアナファトに来ますか。 正確な数字はわかりませんが 車の生産は確実に部品が揃うことが重要です。トヨタ自動車は北米に14の製造工場があり500社ほどの関連会社があります。グアナファト新工場もこのネットワークサポートを受けることができます。 グアナファト新工場とほかの工場の違いはありますか グアナファト新工場(TMMG)は 機械がコンパクトになっていてスペースをそんなにとりません。組み立てラインは効率的で機械も省エネです。機械の設計も労働者のために改善されていて 製品の品質が向上すると思います。 グアナファト新工場は どんな貢献をすると思いますか メキシコへの投資はたくさんの理由がありますが その一つはコストです。 カローラをメキシコで生産することはメキシコの自動車市場シェアの拡大 北米市場への輸出あります。メキシコ新工場はメキシコのバハ・カリフォルニア工場、サンアントニオ工場ミッシシッピー工場と協力して輸送のインフラを活用し より多くのお客様にサービスを提供できるようになるでしょう。 私たちが驚くようなことはありますか メキシコトヨタ自動車は生産工場の未来のモデルのようになるでしょう。卓越した革新的な新しいスタンダードとなるでしょう。トヨタニューグローバルアーキテクチャー(TNGA)は性能の良い車の生産を持続可能にしていくために導入されます。 TNGAは車の性能を上げ 技術革新で生産コストも削減することができます。 新しいモデルの車は軽量でコンパク燃費もよく 大変魅力ある車になるでしょう。 TNGAはグローバル競争の中で持続的成長の戦略の中心になるものです。 私たちはみなさんをどんな風に迎えたらいいですか すでに 大歓迎を受けています。メキシコ人を信頼していますし メキシコには強い絆がありますね。メキシコに進出して15年を迎えようとしていますし メキシコに残るためにやって来ましたから。 バヒオに住む日本人にメッセージはありますか メキシコの発展と成長のために働きつづけてほしいですね。 みなさんの貢献は次の世代のために大変重要ですから。 トヨタがグアナファトに与える影響はどんなものでしょうか グアナファトの地域開発や発展、工業の発展、雇用促進に役立つ企業でありたいと願っています。社会奉仕の中の一つに 政府や調査センターの方々とケレタロ川の清掃プロジェクトを行っています。人材育成の一環として教育のプログラムも導入する予定です。警察や消防への制服や車両の贈呈も予定しています。 工場の稼動にあたっても環境に配慮するため 高度な生産技術で二酸化炭素の排出の大幅に削減します。トヨタは人や環境、地域に役立つ社会プログラムを提供していきます。 メキシコトヨタ自動車の社長に就任された今のお気持ちは 大変満足していますし、新工場の稼動に大きな期待をしています。新工場でのカローラの生産にあたり お客様をはじめ 関係するすべてのみなさんへの責任を再確認しています。 新工場がグアナファトに選ばれた理由はなんですか…
グアナファト プエルト・インテリオール: バヒオの宝石は10周年へ
建設から10年の月日を経てもプエルト・インテリオールの勢いは止まることをしりません。グアナファト州の最重要エンジンであり、国内最初の税関を備える工業団地です。 アリシア・サンチェス 2006年に操業が開始されたときは、その20万ヘクタールの敷地は広すぎると考えられていました。それが今となってはどうでしょう。現在プエルト・インテリオールは国内外の企業の工場でいっぱいになっています。優れた立地条件も功を奏しました。空港に隣接していることはもちろん、太平洋やメキシコ湾の主要港にも幹線道路が通じています。マンサニージョやベラクルスの港にはフェロメックス鉄道も走っています。また、プエルト・インテリールからシカゴまでは直通貨物列車でわずか6日間の道のりであり、アメリカとの商業関係を円滑にしています。 その20万ヘクタールの広大な敷地にはPirelli、Beiersdorf、Honda Lock、Guala Dispensing、 Mailhot、Faurecia、 Nestlé Purina、 Densoなどの工場があります。この10年間でGPI(グアナファト・プエルト・インテリオール)は16000もの直接雇用を生み出し、それに従い間接雇用の数も3倍になりました。GPI内の工場の多くは州に存在する5つの自動車組立工場の関連会社です。ジェネラル・モーターズ、マツダ、日野、ホンダなどの自動車工場のグアナファト州進出により、その下請け企業も増え続けているのです。 GPIには現在合計103社が工場を置いており、その内53社が自動車関連の会社ですが、プラスチック、食品、建設業、医薬品関連の工場もあります。全企業の半数は日本企業であり、その他21社がメキシコ、7社がアメリカ、6社がイタリア、4社がカナダ、同じくドイツも4社となっています。 GPIの中には4つの工業団地があり、今年の終わりにはすべての敷地が満杯となります。しかし、今年度開始予定のSky Plus計画のようにあらたに敷地を拡大したり、使用の多様化を目指した動きも見られます。