リマと ライムの違い

リマとライムは色も見た目も類似しているため、見分けがつかないことも度々あります。今回はこの2つの果実をうまく見分ける方法やそれぞれの特徴をご紹介します。 まず形に注目すると違いが判ります。リマは少し大きめで円形なのに対して、ライムは小さめでやや楕円形の形をしています。また、ライムに比べるとリマの皮は厚く香りも強めです。 どちらも柑橘類でビタミンCが豊富に含まれ、内臓の免疫を高めるのに効果的です。また、風邪や咳の予防にも適しています。 読む: メキシコでも日本でも 人気のサツマイモ 味を比べてみるとリマの方が甘く、ライムはリマの2倍のビタミンCを有しているため、酸味もきつめです。 それぞれの果汁はメキシコ料理に使われることも多く、特にライムは肉・魚料理、そしてサラダなどにも頻繁に用いられます。その他にもデザートやアイスクリーム、果汁水やカクテルに加えることで、トロピカルな風味を味わえます。 ライムの木は年中花が咲くのに対しリマの収穫時期は10月から2月頃で、価格はライム1キロ当たり13ペソ、リマは26ペソが目安です。メキシカンリマは特に甘く繊細な味がします。 現在リマとライムは世界中の熱帯地方で栽培されていますが、メキシコは世界でも有数のリマとライムの主要生産国として知られています。 相違点: リマ:皮の色は淡黄緑色で、分厚く良い香りがする。甘く繊細な味。形はライムに比べると大きめで、先端が膨らんだ円形。 ライム:皮は緑色で薄い。熟してくると黄色に変色していく。形は小さな楕円形。酸味がきつい。

メキシコでも日本でも 人気のサツマイモ

サツマイモは日本でも人気の作物です。18世紀の享保の大飢饉で大凶作に見舞われた際、埼玉県を始め全国各地でサツマイモが主食とされ食料不足にも関わらず餓死を逃れました。 それ以降、甘くておいしいサツマイモは日本人に親しまれています。 アメリカ大陸原産のサツマイモは日本へ伝来して以来その気候風土にも適し、急速に日本全土へ普及していきました。 メキシコでも経済的で栄養のあるサツマイモは人気で、甘く煮たり、そのまま蒸したり、塩で味付けしたりして食されます。グアナファト州はメキシコ国内でサツマイモの生産量が最も多い場所で、年中簡単に手に入ります。 サツマイモはジャガイモにも似ていますが、芋よりも栄養価が高くビタミンCや食物繊維が多く含まれています。また、メキシコでは1kg当たり10ペソ〜14ペソと非常に安価です。 メキシコで人気の品種は、紫、黄色、白、赤、野生のサツマイモ、そして丘や山で栽培されるサツマイモもあります。 日本では紅あか、紅あずま、金時などブランド名が付けられているサツマイモもあり、最も代表的なものは赤紫色の表皮に切り口が淡黄色のものです。 メキシコでは蒸したサツマイモに蜂蜜、又はピロンシージョ(アジアではジャガリー糖)をかけて食べるのが最も一般的で、そのほかにもマッシュポテトのように潰して調理します。消化が良いので、子どもやお年寄りにも適しています。 丘の芋、山の芋と呼ばれているサツマイモは、日本ではトロロの材料として用いられる長芋として知られています。 日本人にとってもメキシコのサツマイモは懐かしい味に感じるでしょう。

ポンチェ:クリスマスシーズンを 代表する飲み物

ポンチェはメキシコのクリスマスシーズンに登場する旬のフルーツがたくさん入った栄養価の高い飲み物。通常は12月の寒さを凌ぐため、温かいポンチェが好まれる。 メキシコではイエス・キリスト誕生前の9日間を祝う「ポサダ」と呼ばれる伝統行事があり、家族や友人が集まってお祈りをするこの集会でもフルーツ入りの温かいポンチェは欠かせません。 ポンチェは香りも良く、メキシコでは風邪予防として知られているグアヤバという果物が入っているため、ビタミンCも豊富です。 他にも、タマリンド、サトウキビ、テホコテ(メキシコサンザシ)、ハイビスカス、りんご、そしてシナモンなどが一般的な材料として挙げられます。 今回はメキシコ人に大人気のポンチェのレシピをご紹介します。 作り方 材料 水4リットル 三温糖400グラム シナモンスティック4本 テホコテ500グラム グアヤバ750グラム(中サイズ約12個) りんごの角切り1½カップ 15cmサイズのサトウキビ12本 タマリンド1カップ ハイビスカス1カップ 作り方 大きい鍋に水を入れる テホコテ、三温糖、シナモンスティックを加える 15分間調理する 小さく切ったグアヤバ、りんご、サトウキビ、タマリンドの殻をむいたものと、ハイビスカスを加える 弱火で約1時間火にかける こう質問されたら: 「ポンチェにピケテはいかが?」 ポンチェにテキーラ、又はロンを少量加える

ザクロの真っ赤な 実を味わう

9月はメキシコ愛国の月であり、ザクロはこの時期の代表的な料理である「ロス・チレス・エン・ノガダ」には欠かせない。 ザクロがこの時期楽しみにされているのは、年間で収穫時期が8月〜10月までと短期間であることも関連しています。そのため、ロス・チレス・エン・ノガダが味わえるのもこの期間限定で、ザクロ無しではこのメキシコ伝統料理は成り立ちません。 メキシコ人シェフたちは9月になるとザクロの到来を待ち、ロス・チレス・エン・ノガダの上に色鮮やかなザクロを散らして料理を完成させます。 このメニューの由来は、メキシコ独立戦争時代に政治家たちが協定を結んだ際にプエブラ州の修道女たちがメキシコ国旗の色に因んだ料理を発案しようと試みたことが発端であると言われています。 緑色ピーマン(チレ・ポブラーノ)にひき肉を詰め、クルミで作った白いクリームを上からかけたものに、修道女たちは赤いザクロの実を散らしました。9月になると独立記念を祝う料理として、メキシコ人はこの高価なロス・チレス・エン・ノガダを堪能します。 ザクロの実は5メートルほどの高さの木になり、特に手間がかからないため家庭の庭でも多く栽培されています。 ザクロの果実は球状で、熟すと赤く硬い外皮が裂け、赤く透明な果肉の粒が無数に現れます。果肉は甘酸っぱい味がします。 メキシコ人の多くはザクロの実をそのまま食することを好み、旬の時期には安く容易に購入できます。また、チリペッパーやレモンをかけて食べる人もいます。 グアナファト州とハリスコ州南部がザクロの主な生産地です。 原産 原産地は中東で、アラブ人がスペインに持ち寄ったものをスペイン人宣教師がメキシコに持ち込んだとされている。ザクロの木はバビロンの空中庭園でも栽培されていた。 効用 デトックス効果あり、植物繊維が多く含まれる ビタミンCが豊富

トゥナ:メキシコ国旗に 登場する果実

トゥナはウチワサボテンになる果実で、国旗にも描写されるほどメキシコの代表的な果物。 トゥナの種類は異なる大きさや色などにより80種類以上に上りますが、最も一般的なのは赤、紫、黄色、そして白色です。種類により、味にも違いが生じます。 トゥナの皮はとても硬くトゲがありますが、中の果実は水分たっぷりで種がたくさん入っています。種も全て食することができますが、食べ過ぎると便秘の原因になることもあるため、注意が必要です。 通常トゥナは皮付きのまま売られていますが、小さなトゲが指に刺さる場合もあるので、あらかじめ皮をむいた果実を買う方が良いでしょう。 トゥナの旬の時期は7月から9月で、この時期には甘さも増します。乾燥地での栽培が適しており、特に手入れをする必要もありません。メキシコ国内ではサカテカス州が主なトゥナの生産地です。 トゥナはとても栄養価の高い果物で、ビタミンやミネラル、そしてタンパク質が含まれています。また、胃炎、風邪そして糖尿病などの症状を緩和するのにも効果的です。 トゥナはそのまま食べてもみずみずしくて美味しいですが、メキシコ風にチリパウダー、塩、そしてライムをかけるのもいいでしょう。トゥナのアイスクリームやジャムもお薦めです。 バヒオ地区では、トゥナの果汁を発酵してできた赤紫色の飲料「コロンチェ」も人気です。 レシピトゥナの果汁水 好みのトゥナ4〜5個(旬の時期には露店で販売) 砂糖 大さじ4杯 水  2リットル 材料全てをミキサーにかけ、こし器で種を除く。好みで氷を加える。 トゥナの効能 利尿作用 コレステロール・中性脂肪を下げる 制酸剤として胃炎を緩和 糖尿病の治療に効果的

アマランサス健康の強い味方

メキシコ発祥のアマランサスは宇宙飛行士の食用として取り入れられているNASA公認のスーパーフード アマランサスはメキシコ発祥のヒユ科の植物の種子であり、5千年も前から栽培されています。 現在ではメキシコ菓子として食されていますが、栄養価が高いことからプレヒスパニック期には主要食物として摂取されていました。 この美味な種子は穀物よりも栄養があると考えられており、メキシコの食文化が豊富な証です。2016年にはメキシコの無形文化遺産に認定されました。 アマランサスには色々な食べ方がありますが、日本の「おこし」のように焼き菓子として食するのが一般的で、他にもクッキー、ケーキ、トルティージャなどの調理に使用されます。 メキシコの手作り菓子にもアマランサスが使われており、甘菓子専門のお店やスーパーマーケットでも手に入れることができます。アマランサス菓子として有名なのは「アレグリア」というお菓子です。 アマランサスは世界で最も栄養価の高い食物として注目されています。グルテンフリーで、タンパク質、カルシウム、リン、鉄分、そして葉酸やビタミンCも豊富に含まれており、タンパク質においてはトウモロコシや米の2倍です。 そこで、エネルギー源として欠かせない栄養素を含み、不利な環境でも栽培できるアマランサスを、NASAでは宇宙食として取り入れています。 このスーパーフードは糖尿病、心臓病、がん、心臓発作などの病気予防にも効果的です。 メキシコ伝統の甘菓子:アレグリア メキシコで最も一般的なアマランサスの食べ方は、 「アレグリア」という甘菓子で、砕いたアマランサスを蜂蜜、砂糖又はチョコレートと混ぜ、色々な形に固めます。中にはナッツやレーズン入りの物もあります。 伝統的な甘菓子「アレグリア」は、独立記念日のシーズンに定番の食べ物です。

メキシコのソウルフード タコス

メキシコ人はタコスが大好きで、家族と、恋人と、そして友達など誰かと談笑するためにタコス屋に行くことも多い。週の曜日に関わらずタコスを食し、朝食や夜食にも食べる。タコスはファーストフードで値段も安く、誰もが愛するメキシコ料理の代表格である。今回はこのメキシコ伝統の味をご紹介! タコスは日常食で、素早く簡単に調理できます。しかしタコスは単なるトルティージャ巻きではなく、メキシコ文化の主役、この国のアイコンなのです。 家の近所にも「タコス屋」を見かけたことがあるはずです。メキシコでは1日のうちいつでもタコスを食べますが、朝食又は夜食に食べるのが一般的です。 ここではタコスの具材や、レオン、イラプアト、サラマンカ、セラヤにある老舗のタコス屋を紹介します。 朝食タコス 営業時間:午前9時〜午後1時 朝食用タコスメニュートップ5 チチャロン・プレンサド: 圧縮した角切り豚肉をハーブで調理したもの。 ポジョ・コン・モレ: 裂いた鶏肉をモレソース(数種のチリ、スパイスが入ったで濃い赤や緑色のソース)で調理したもの。 カルネ・デセブラダ: 牛肉のかたまりをチリ、トマト、玉ねぎ、にんにく、ジャガイモ、塩コショウで調理し、細かく裂いたもの。 タコス・デ・ラハス: 辛みの少ない緑のチリを細切りにし、クリームとコーンで味付けしたもの。 デ・パパ: 茹でたジャガイモを角切りにし、トマトと玉ねぎで調理したもの。 おススメのタコス屋 レオン ドン・セバス グアナファト文化フォーラム近辺。 20種類以上の豊富なメニュー。 住所/Olimpo 303 Col. La Martinica タコス・サン・フアン コールスローサラダがトッピングされる。サンファンの蒸しタコスは有名で、レオン市内至るところに屋台が出される(主に午前中)。 住所/León 332 col. Jardines del Moral イラプアト タコス・デル・セベティス セベティス高校(Cbtis)の前に位置するため、この名前がついた。ビュッフェ形式で、それぞれ好きな具材を選んでタコスを作る。 住所/Irapuato-Abasolo 3622…

盛大な祝祭

メキシコ国内で最も高地にあるワイナリーで、待ちに待った収穫祭が開かれる。今年はCaminos D`Vinos(カミノス・デ・ビノス)収穫の新酒も試飲できる。 来る8月4日、サングレ・デ・クリスト(グアナファト州シラオ)にあるホテル「ヘスス・マリア」にて、ブドウ畑の収穫を祝うフェスティバルが開催されます。 カミノス・デ・ビノスは標高2400メートルに位置するワイナリーで、8品種のブドウを栽培しています(メルロー、マルベック、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、シャルドネ、セミヨン)。 旧アシエンダ跡に作られたこのブドウ園は、日常のストレスから解放されるのにも最適な空間です。自然に囲まれたこの歴史的な場所は、バヒオ地区でも貴重な鉱山地帯の一角にあります。 イベントでは伝統的なブドウ踏みも体験でき、またダビ・ケベドシェフのフルコースメニューを堪能できます。 収穫祭ならではの野外の景色、音楽と共にブティック・ホテルのグルメが楽しめます。 このワイナリーの祭典は、器楽曲を聴きながらの素晴らしい15分間の花火ショーで幕を閉じます。 カミノス・デ・ビノス収穫祭 クラフトフード展示会 ワイン試飲  試食 ワークショップ シアターショー ライブミュージカル  交響楽団  テノール(歌手) マリアッチ エストゥディアンティーナ(セレナータ楽団) 文化展 昔のレシピ再現 料金 大人1名$2,875ペソ(eticket手数料込み) 交通手段: 料金はセントロ・マックス(レオン)とプエルト・インテリオール(シラオ)からの送迎サービスを含む。事前予約要。 時間 午後2時開始‐午後10時(予定) 予約 チケット購入はこちらから: www.eticket.mx 詳細はこちらまで (473) 7358139 (472) 4780141 WhatsApp: (477) 495 60 45…

日本とメキシコを繋ぐスナック

メキシコで親しまれている「日本風ピーナッツ」は実はメキシコ産であり、日本では「メキシカンピーナッツ」として知られている。 メキシコでバーへ行くと必ずおつまみに日本風ピーナッツが出てきますが、この人気のスナックは70年以上も前にメキシコ在住の日本人・中谷由平さんによって考案され、メキシコシティのラ・メルセ地区で生産が始まりました。 中谷さんは1932年に渡墨し「エル・ヌエボ・ハポン」という貝ボタン工場で働き始め、2年後にはメキシコ人女性エマ・アビラ・エスピノサさんと結婚しましたが、1939年に第二次世界大戦が勃発したため工場は閉鎖され、やむなく他の収入源を探すことになりました。 まだ若かりし頃に故郷の兵庫県洲本市で勤務していた菓子工場で、豆の外側を味付きの小麦粉で包んだ「豆菓子」を製造していたことを思い出し、早速メキシコにある材料でピーナッツを醤油ベースの衣で揚げ、甘じょっぱい味に仕上げると、ラ・メルセ近辺の住民を発端として、日本風ピーナッツはまたたく間に人気が出ました。 中谷さんは「Nipon」という会社を設立し、工場を建設して市場シェアを占有していましたが、その後大手企業が同じく日本風ピーナッツの生産を始め、次第に売上は減少していきました。 長い間日本からやって来たと考えられていたこのスナックが、日本ではメキシカンピーナッツと呼ばれているとは、とても面白い発見でした。 SaveSave

暑さが和らぐスイカ

メキシコは肥沃な大地に恵まれているため、農産物が豊富に栽培されている。今回は暑い季節に好まれるスイカについてご紹介。 ほど良い甘さとさわやかな味が、夏の暑さを緩和してくれます。 スイカは水分量90%のみずみずしいフルーツで、ダイエットにも効果的です。 ほど良い甘さとさわやかな味が、夏の暑さを緩和してくれます。 メキシコでは夏季に一番食されますが年間を通して栽培されるため、日本で贅沢品とされているこの果物は、ここでは手軽に摂取されています。 値段を比較してみると、メキシコではスイカ1キロあたり約20ペソで販売されている一方で、日本では5キロのスイカが約2000円(340ペソ相当)もします。 一個丸ごと、又はキロ単位で購入するのも良し、角切りにしたスイカにレモンとチリをかけたものも売られています。グアナファトでは細切りチーズを加えたスイカも人気です。 メキシコには大きい楕円形のスイカ(皮が分厚く種が多い)と小さい丸型のスイカ(皮が薄く種無しで甘い)の2種類があります。 この時期には通りでもよくスイカの販売を目にしますが、通常は新鮮なものが多いのでお薦めです。 メキシコのスイカ輸出量は世界一で、アメリカを始めとして世界43か国に輸出されています。   日本の「四角スイカ」 日本で高値で売られているだけではなく、好奇心旺盛な消費者のためにアメリカにも輸出されている。このスイカはまだ小さな時に立方体のアクリル板に入れるため、自然に四角い形に育つ。重さは約6kgで、800ドルの値がつく四角スイカは、観賞用に四国地方の香川県で栽培されている。 ヒント 熟している美味しいスイカの見分け方は、指または手のひらで少したたいてみて、通った音がするスイカは実が詰まっているので食べ頃である。