守るべき優先事項は? POR SHINYA ANGEL NAKATSUKA 筆書「現役通訳夫婦が見たメキシコ自動車産業と今後」では多くの共感・納得の声を頂いていますが、本シリーズは著書に書き切れなかったこぼれ話&メキシコ人向けの内容でお届けしていきます。 第8回目は「緊急事態」です。はじめに新型コロナウィルス感染症により亡くなられた方々およびご家族・関係者の皆様に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方には心よりお見舞い申し上げます。また、医療従事者はじめ、行政の皆様等、感染拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。 今回の未曽有の緊急事態は自動車産業だけではなく全国民の生活を一変し、また刻一刻と変わる情勢・状況に経営陣のトップである事も多い日本人駐在員の方は日々神経をすり減らし、同時に部下や同僚のメキシコ人及びその家族に対して衛生的にも経済的にも配慮が求められる事態です。筆者も例外なく私生活において多大な影響を受けており、一刻でも早く事態の収束、日常への回帰を願って止みません。この苦難を全員で乗り越えていければと思います。 さて、本題に入りますがこの非常事態をメキシコで体験して感じた事は、「メキシコ人の危機管理とポジティブさ」です。先進国も含めて対応方法に絶対的な正解がまだ見いだせていない状況において、メキシコ人スタッフが能動的に行動を起こして、消毒液や除菌ジェル、除菌マットが日が経つごとに増えていきました。聞けばすべて政府から発表されている衛生的環境の推薦対応リスト、近隣工場同士での情報交換からヒントを得たものだと聞きます。 また、実体経済においても日本人駐在員はお互いに体調(過労によるものだと思いますが)が悪くても「休みます」と申し出ない中、ひっきりなしにメキシコ人から「大丈夫ですか?」「休んでください」と気遣いを受けており、彼らも感染リスクがあるかもしれない中でポジティブだと感じました。皆様、絶対にコロナに負けないで!
歴史上最もロボット化されたオリンピック
2021年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックではスタッフ、選手、そしてコーチをサポートするさまざまなロボットが活用される。また、自宅からオリンピックに参加することも可能になる。 Por Larissa Torres コロナウイルスの影響で世界情勢も大きく変化し、一大スポーツイベントであるオリンピックも延期を余儀なくされました。 当初、東京2020オリンピックは今年7月24日から8月9日の開催予定でしたが、来年の同時期(7月23日から8月8日)に変更されました。 大会名称は「東京2020」のままで、最新テクノロジーが投入されるこの大会はこれまでのオリンピック史上最もイノベーティブで世界にポジティブな改革をもたらすことを目指しています。例えば、スタジアムの観客席へ人を誘導したり、注文した飲食物などを届けるロボットを想像できますか? オリンピック組織委員会はトヨタ自動車と連携して「東京2020ロボットプロジェクト」に取り組んでおり、異なる特性をもつロボットがそれぞれ違った体験をもたらしてくれます。 「ミライトワ」と「ソメイティ」はマスコットロボットとして、それぞれの会場で選手や招待客を迎え入れます。彼らは頭部に搭載したカメラが近づく人を認識すると、目の表情と動作を連動させ様々な感情を表現します。 T-HR3は人間の形をしており遠隔地のコクピットから操作ができるロボットで、家にいながら大会に参加できます。マスコットロボットをコントローラーとしてT-HR3操作し、動きや力を相互に伝達。また映像や音声に加えて、アスリートとのハイタッチや会話なども実現できます。 HSR(生活支援ロボット)はディスプレイと折り畳み式アームが装置されたロボットで、車いすを利用する観客の誘導、物品運搬などを行い、利用者が観戦をより楽しめるようサポートします。 尚、HSRは日本語のほか多言語での利用が可能です。 DSRは東京2020大会専用に開発され、専用タブレットからオーダーされたドリンク等の物品を利用者の元まで運搬します。 T-TR1(遠隔地コミュニケーションサポートロボット)ではバーチャル空間の中でスポーツ観戦が体験できます。等身大のディスプレイの上に360度回転カメラが搭載されたこのロボットを通じて、遠隔地にいながら大会に参加してコミュニケーションをとることができます。 FSRは自律走行機能の融資、競技中の投てき物(槍やハンマーなど)の回収・運搬を行います。回収時には最適な経路を選択することができます。 このように日本の最新技術を投入しながら、東京2020で世界中のアスリートや観客を迎える準備が進められています。 このように日本の最新技術を投入しながら、東京2020で世界中のアスリートや観客を迎える準備が進められています。