「メキシコと日本を隔てる地理的な距離にも関わらず、グアナファトと広島はまた一歩近づいているように感じます。」と、先日グアナファトを訪れた湯崎英彦広島県知事。
広島から何千キロと離れたグアナファトには現在、日本語標識が溢れ、広島の日系企業進出、お弁当を売るレストランの数々、またお盆祭りも催されるなど、何千人もの日本人がここで生活しています。
「これら全ての要因のおかげで、グアナファトでの生活環境も非常に快適で、以前ほど広島を遠く感じなくなったのではないでしょうか。」と、湯崎知事はココ・メキシコのインタービューに応えてくださいました。
グアナファト州だけで、マツダを含む広島の日系企業24社が進出しており、マツダが所在するサラマンカ市を始め、約200名の広島県民がここに居住しています。
また、州内に日本人学校が設立されたことで、これから更に日本人、そして広島県民の移住も加速するでしょう。
自動車産業関連の日系企業がグアナファト州に進出し始めた当初は、単身赴任者が大多数でしたが、今日では教育環境の充実に伴い子供同伴で家族でグアナファトに渡墨している傾向にあると湯崎知事は述べています。
5年前に締結された広島県とグアナファト州の友好提携は、文化、経済、教育などの分野で交流活動を促進してきました。最近ではスポーツ分野でも交流を始めており、これが今回の湯崎知事訪問の主な目的でもありました。
湯崎知事は、日本人コミュニティがグアナファトで安全に暮らせるよう尽力している州の関係者に敬意を示すと共に、この二都市間の友好交流プログラムの更なる強化に向けて取り組んでいる州政府にも謝意を述べられました。
グアナファト滞在中の行事
- グアナファト訪問中、湯崎広島県知事はディエゴ・シヌエ・ロドリゲス・グアナファト州知事と会談したほか、日本投資セミナーへの出席、スポーツ分野提携の締結、州都グアナファト市訪問、けん玉交流会、グアナファト‐広島友好提携締結5周年式典、州議員と共に議会へ出席、野球場での始球式など、様々な職務を遂行。
湯崎英彦知事
- 「広島県とグアナファト州の持続可能な発展に向けて、これからもこの友好関係が続くことを願っています。」
- 「短期間でこのような深い絆が築けたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。」
- 「グアナファトは皆さんフレンドリーで、とても快適です。」
ディエゴ・シヌエ知事
- 「今後さらに広島とグアナファトの交流が深まることを願います。」
- 「グアナファト州の市民と日本人コミュニティの皆さんは、言語や文化の違いというハードルを越えて団結していくでしょう。」
- 「両国の発展のために、今後も力を合わせて取り組んでいきましょう。」