労働法第87条によると、1970年以降、メキシコではすべての給与所得者は少なくとも15日分の給与額を法定賞与として受け取り、毎年12月20日までに支払うことと定められています。
クリスマスボーナスは他の手当てとは独立しているため、労働者の12カ月分の給料に追加して支払われるものです。
アギナルドの対象者は?
メキシコでアギナルドを受け取らないのは、契約社員の形態で働いている労働者のみです。労働法によれば、短期間採用の労働者であってもアギナルドが支給されます。
支給時期は?
アギナルドは毎年12月20日までに支払わなければなりません。しかしながら、メキシコではアギナルドを2回に分けて支払うことに雇用主と労働者が合意するのが一般的です。
この慣行は労働法の中でも考慮されており、労働者が経済的な余裕を持って新年を迎えれるように、12月と翌年の初めの2回に分けて支給されます。
アギナルドの算出方法は?
民間企業の労働者の場合、アギナルドは給与の15日分に相当し、公務員の場合は給与の40日分となります。
これは、月給に基づいて計算されており、1カ月の給与総額を30で割り、その金額に支給日数をかけ合わせます。
労働者の勤続年数が1年未満の場合は、勤続日数に比例して支給日数が決定されます。
また、販売代理店や歩合制の労働者など固定給が無い場合は、過去30日間の平均日給に基づいてアギナルドが計算されます。