バヒオ地区に住む日本人の子どもたちがグアナファト日本人学校にランドセルを背負って登校する風景が戻ってきました。
イラプアトにあるこの日本人学校では、日本の文部科学省の基準に従って100%日本式の教育が行われています。
13人の教師は全員日本人で、53人の小中学生も日本人です。今年は今井厚志校長が着任しました。メキシコのグアナファトで日本と同じ内容の授業が行われています。
今井校長はインタビューの中で、パンデミックの影響から子供たちが普段の学校生活を取り戻すことの重要性を語っています。
「”生徒が行きたい学校”、”親が行かせたい学校 “を作りたい。グアナファト日本人学校で、生徒たちが笑顔で勉強してほしい。日本と同じ教育を受けられるだけではなくメキシコにいることでグローバルな教育が受けられることを確認してほしい」と新校長は語ってくれました。
例えば グアナファトの日本人学校ではスペイン語と英語の授業があることと、学校を出て、メキシコのスーパーや公園を見学し、日本との共通点や違いを学ぶことなどがそうです。
日本のカリキュラムには観察実験をはじめ、体験を重視した授業が多くあります。動植物を直接観察したり、実験したり、インタビューしたりと、子どもたちが考えて行動する授業を、日本人学校でも大切にしています。
今井校長は、「メキシコで、日本人学校で学ぶ生徒に母国語で学び、様々なことを吸収しながら 成長してほしい
もっと多くの生徒に来てもらいたい」と語っています。
現在、イラプアト、セラヤ、レオン、ケレタロから生徒が通学しています。
メキシコには、イラプアト,メキシコシティ、アグアスカリエンテスの3校の全日制の日本人学校があります。