日本航空(JAL)では社会貢献活動・次世代教育の一環として、日本国内をはじめ世界各地でも積極的に航空教室や折り紙ヒコーキ教室を実施しています。メキシコにおいても毎年行っていますが、本年2月7日(金)にグアナファト日本人学校にて、翌8日(土)にはグアナファト補習授業校にて、JALの現役客室乗務員である太田理香子さんが全校生徒を対象に航空教室を行いました。
教室は小学校1年生~3年生と小学校4年生~中学校3年生と二部に分かれて行われ、あわせて約100名の児童生徒たちが太田さんの話に聞き入りました。
太田さんは、自身が小学5年生から中学2年生までの3年間、メキシコのアグアスカリエンテス日本人学校に通っていたことを話し、メキシコでの経験がどのようにお仕事に生かされているかなど、具体例も交えながら終始笑顔で授業をしていましたので、少し遠い存在であった客室乗務員が、とても身近に感じているようでした。
授業では、間に機内食や飛行機が飛ぶ高さ等の様々なクイズを交えて、低学年の児童も最後まで楽しみながら、知識を増やすことが出来た様子でした。
客室乗務員の仕事の説明では、空港に到着してから出発、着陸までを通して説明しました。
持ち物では全員がiPadをもっていて、マニュアル等がすべて入っていることや、腕時計では、客室乗務員は保安要員でもあるため、急病のお客様の脈をはかる時のために秒針のあるアナログ式時計をつけており、更に太田さんはお客様から出発地や到着地の時間を聞かれることが多いため、二つの文字盤がある腕時計をはめていることに驚いていました。
客室乗務員に求められるものについては、一番大事なものは体力と話し、児童生徒の皆さんに元気で健康に成長することの重要さを伝えました。そして、アグアスカリエンテスでの生活を経験したことによって、粘り強くなったことや柔軟な発想を持てるようになり、今の仕事にとても役になっていることを伝え、海外で生活する貴重な経験を大切にしてほしいことを伝えました。
質問タイムでは、飛行機の大きさや重さを聞いたり、多くの子どもたちが積極的に手を上げて質問をしていました。最後に太田さんと記念撮影を行い、一人一人にプレゼントを手渡すとみなさんとても嬉しそうな笑顔で挨拶をしていました。この1日を通じて、客室乗務員や飛行機に親しみを感じ、さらに興味を持ったようでした。子どもたちには普段の授業とは違った、有意義な一日となったようです。
なお、日本航空は今後も継続的にメキシコ各地の日本人学校、補習授業校を中心に航空教室や折り紙ヒコーキ教室等を実施していきたい、とのことです。