自動車部品を生産する日系企業デンソーが州の技術発展に貢献し、日本とグアナファト州の関係を強化。
デンソーが学生の人材育成支援やロボット開発を目的として、グアナファト工科大学へ10万ドルを寄付しました。
メキシコ国立工科大学(IPN)グアナファト校は、IPNがメキシコシティ以外で初めて開校したキャンパスであり、プエルトインテリオール内にあります。
デンソーは12年間州へ寄与してきた技術研究を後押しするため、「インダストリー4.0のための製造業における学術経験」というプロジェクトを選択しました。
工科大学は、寄付された資金でコボット(協働ロボット)などインダストリー4.0仕様の製造設備を導入した研究所を開設します。
学生は技術教育を補足し、モノのインターネット、クラウドでのデータ管理、人工知能などの技術サポートに関する科目へ適用することもできます。
「この技術研究への貢献により、デンソーがメキシコ、そしてグアナファト州へ期待を寄せているということを再確認しました。グアナファトが肉体労働から頭脳労働へとシフトしていくための大きな一歩です。」とディエゴ・シヌエ グアナファト州知事は述べました。
またシヌエ知事はグアナファト州への人材育成支援を受け、加藤充デンソーメキシコ社長、そして石原佳樹シラオ工場副社長に謝辞を送りました。