ラテンアメリカ唯一のハノーバーメッセ開催地で、イノベーションと最新技術展示会のホームであるグアナファト州レオン市では、10月6日〜8日の日程で第3回産業市が催される。
70年以上にわたり、ハノーバーメッセは最新の産業技術、イノベーション、世界レベルの革新的なソリューションを発信する場として発展してきました。
フェアの本拠地であるドイツのハノーファーは、第三次から第四次産業革命(インダストリー4.0)へと移行してきた、全ての技術革新を目の当たりにしてきました。
したがって、現在のハノーバーメッセ国際展示会は、産業界のトップリーダーたちがインダストリー4.0を構成する最新の進展やイノベーションを発表するのに格好の場であるとされています。(インダストリー4.0には、ロボティクス、オートメーション、人工知能、量子コンピューター、モノのインターネット、付加製造、拡張(AR)および仮想現実(VR)、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、再生可能エネルギー、ロジスティクス4.0などが含まれる。)
2018年、メキシコはスペイン語圏の国で、そしてラテンアメリカでも初の「招待国」に選出され、170社を超えるメキシコ企業がハノーバーメッセへ出展し、インダストリー4.0に精通している世界の産業界を驚愕させました。
グアナファト州とハノーバーメッセ
2018年ハノーバーメッセ参加の成功を受け、展示会運営にあたるドイツメッセはメキシコでハノーバーメッセを開催することを決定し、「インダストリアル・トランスフォーメーション・メキシコ(ITM2019)」と題されたメキシコ初、そしてラテンアメリカ初の産業見本市がグアナファト州レオン市で開かれることになりました。
2019年の初回開催時にはすでに265社以上が出展し、3万人を超える来場者数を誇るなど、メキシコ国内で最大規模の産業フェアとなりました。
メキシコの地理的位置、貿易協定、質の高いインフラ整備、創造的活力、そして若い人口構成の国であるということを総合的に判断すると、メキシコは未来の産業界にとって新たな可能性となり得ます。
メキシコがインダストリー4.0へと前進していくためには、トリプルヘリックスと呼ばれる、政府・産業界・大学の三者が連携し、政治的優先事項や包括的で持続可能な開発を優先しながら科学、技術、そしてイノベーションそれぞれの分野でアジェンダを作成しなければなりません。
グアナファト州レオン市で3回目の展示会
これを念頭に置き、グアナファト州政府、レオン市自治体、CONCAMIN(メキシコ工業会議所連合会)、ポリフォルムレオン、そしてハノーバーフェアメキシコが再度協力し、メキシコとラテンアメリカの産業界全体に、最新のテクノロジー、知識、ビジネス世代をもたらすプラットフォームを形成するため、第3回ハノーバーフェアメキシコが開催されます。
ITM2021年版には、9000平方メートルの展示会スペースに2万1000人の来場者と国内外からの出展165社、そして500件を超えるビジネス会議が見込まれています。
国内産業がデジタル時代に成功するためには、必要な知識とツールの移行が中心的な役割を果たします。そのため、次の4つのテーマを軸に70以上の基調講演が計画されています:インダストリー4.0の10年;スマートモビリティ;未来のエネルギー;ITMujeres(女性にとってのIX)