今年で2回目となるハノーバーメッセ・グアナファトは、10月28日から30日までオンラインで開催される。インダストリー4.0を主眼とする今回のイベントでは20社以上が出展し、ビジネスミーティングや基調講演が企画されている。
ハノーバーメッセ2020では、まるで20年先の2040年にいるような最新テクノロジーが紹介されます。展示場を回ったり、出展者とコンタクトを取り、世界で最先端のロボットを購入する、などすべてがバーチャルで行われます。
これまで73年間展示会場で開催されてきたハノーバーメッセですが、パンデミックの影響で今年はバーチャル開催への変更を余儀なくされました。
世界的に変化が求められる時代ですが、ハノーバーメッセ・グアナファトの主催者であるインダストリアル・トランスフォーメーション・メキシコ(ITM)は現在の新たな現実に直面しつつ変化を続けています。
人工知能(AI)を駆使したオンライン展示会では、参加企業のビジネスミーティングを促進することで経済の活性化にもつながり、バーチャルレアリティを経済発展に適用する一例となるでしょう。
「ハノーバーメッセが世界最大規模の産業見本市としてギネスを保持しているというだけでは十分ではなく、今年はこれまでのパラダイムを変えるためにやって来ました。」とITMディレクターのエドゥアルド・ロペス氏は語ります。
ハノーバーメッセ・グアナファト2020ではインダストリー4.0、自律型ロボット、自動製造技術、バーチャルリアリティー、サイバーセキュリティなどに関する基調講演が50回以上予定されています。
さらに、商工会議所(CONCAMIN)主催の産業アニュアルミーティングが今年も開催され、フランスを招待国に迎えフランス企業が国の経済発展について紹介します。またグアナファトが参入を試みている航空宇宙セクターに関するテーマにも言及する予定です。
ハノーバーフェア・メキシコCEOバーン・ロード氏は、グアナファト州また国全体で経済を活性化し、イノベーションエコシステムを強化するため、開催には接続性が確保された最新のデジタルプラットフォームを構築するとして、以下のように述べています。
「このバーチャルイベントの参加者は20年も前に2040年のテクノロジーを知ることになるでしょう。」