マツダメキシコを5年間リーダーとして率いてきた水谷智春氏に変わり、今回新たに岩下卓二氏がCEOに就任。
今年4月からマツダサラマンカ工場の社長兼CEOに岩下卓二氏が就任しました。
岩下社長は、「今後も継続してメキシコ経済、そしてメキシコ社会に貢献していきます。」と、明確なミッションのもとメキシコへ到着しました。
2021年に設立10年目を迎えるにあたり、この10年間のマツダメキシコの軌跡を振り返り、「次の10年間の発展基盤を築きたいと思います。」と述べました。
岩下社長は自動車産業界での経験も豊富で、1990年にマツダ株式会社に入社して以来、さまざまな役職を担ってきました:
- 企画財務部長
- 事業部長
- 経営企画本部副本部長
- 経営企画本部長
さらに、マツダ中国工場では中国企画財務部長を務めました。
グアナファト、サラマンカ工場では3代目社長としてMazda2、Mazda3、そしてCX-30モデルの生産を先導します。
ディエゴ・シヌエ・ロドリゲス グアナファト州知事、並びにマウリシオ・ウサビアガ・ディアス経済開発局長は、岩下の社長就任を温かく歓迎しました。

水谷氏が退任
駅伝の醍醐味と同じく、協力と連携を強化したマツダチームの勝利に貢献した水谷氏がメキシコを去る。
水谷前社長のマツダサラマンカでの功績
- 運営体制の強化
- 競争力と収益性の向上
- 将来に向けた強固な基盤を確立
- ローカルプロバイダーネットワークの増強
- 現地人スタッフを重役に起用
- 自動車100万台生産を達成
- ●CX-30モデルがサラマンカで誕生
- コロナ禍で自動車産業も一時操業停止の危機に直面するも、再開後には生産増加に成功
グアナファト州知事から
水谷氏にエール
シヌエ・ロドリゲス・グアナファト州知事は、水谷前社長の5年に渡るサラマンカ工場での功績に感謝の意を表し、新天地でのさらなる活躍を願った。
マツダサラマンカの軌跡
- 2011年にグアナファト州への進出が発表され、同年10月に着工式が行われた
- 工場建設に3000名が着手
- 投資額7億7000万ドル
- 2014年2月にマツダデメヒコビークルオペレーション(MMVO)が開所
- マツダサラマンカは世界で5番目、メキシコでは初の生産拠点
- 記念すべき生産1台目はアメリカ市場向けのMazda3 Sedan(セダン)
マツダサラマンカ歴代社長
- 山之内隆氏(2014-2016年)
- 水谷智春氏(2016-2021年)
- 岩下卓二氏(2021年〜)
文言
「次の10年間の発展基盤を築きつつ、今後も継続してメキシコ経済そしてメキシコ社会に貢献していきたいと思います。」
岩下卓二氏、マツダサラマンカ工場の新社長兼CEO就任に際して
「マツダサラマンカ工場は、マツダグループの中でアメリカ大陸では唯一の生産拠点であり、世界レベルでも重要な拠点だと考えます。メキシコで一番の自動車メーカーを目指します。」
水谷智治氏、2017年のKOKOインタビューにて