マツダ・サラマンカ工場の生産100万台達成を祝う席でメキシコ労働力の重要性が再認識された。
「企業の存在が大前提ですが、作業員がいなければこのような目標は達成できませんでした。メキシコの労働者は非常に優秀ですが、マツダは更にそのレベルアップを図ってきました。メキシコ工場は短期間で中国、そしてタイの工場を上回ったのです。」とCTM(メキシコ労働組合連盟)のアルフォンソ・アセベス・デル・オルモ会長は述べました。
CTMは80年以上前からメキシコ人労働者を擁護してきた組合団体で、現在5000名のマツダ社員が加盟しています。
マツダ社の幹部も出席する中、アセベス会長はマツダ社員であるグアナファト市民の日々の努力に敬意を表し、こう続けました。「マツダ社の地域社会に対する社会的責任は非常に大きいと思います。以前は農民や大工だった市民が、今ではこんなに美しい車を製造しているのです。これから先も困難を乗り越えながら前進していきましょう。」
また、メキシコと日本という二国の文化や言語の違いにも関わらず、マツダにとって企業と最も重要な従業員の成長を促すアイデンティティが確立されていると強調しました。
従業員の中にはマツダ車1台目から100万台までの生産に携わった社員が3名(フランシスコ・ハビエル・クエバス・ガルシアさん、ダビ・ガルシアさん、シリア・ダイアナ・ラヤス・ガルシアさん)おり、その優秀な勤務態度が称えられ表彰されました。また、マツダが産業に乏しい地域に課した目標を達成する能力があることが、彼らのような勤勉な社員により証明されました。
CTMもこの結果に非常に満足しており、賞品としてこの3人にラップトップパソコンが贈られました。アセベス会長は、「マツダの成功は全メキシコ人マツダ社員の成功でもあります。マツダ社、そして社員の皆さん、おめでとうございます!」と締めくくりました。