聖週間は、イエス・キリストの生と死が記憶されている時です。 それは、国で最も重要な宗教的伝統の一つです。
セマナ サンタ(イースター)とはイエス・キリストの死を記念して祝う期間で、国内で最も伝統的な祭日です。
メキシコには8400万人を超えるカトリック教徒がいますが、これはメキシコの総人口の82.9%に当たるため、メキシコ人にとってこの行事は大変重要であるといえます。
そのため、毎年このセマナサンタの期間は学校が休みになります。3月26日から4月9日までの2週間です。休暇を取る企業もあるため、メキシコ人の家族はこの機会に旅行に行ったり、ゆっくり休んだりします。この期間、メキシコのビーチはとても混みます。
この期間に行われる行事は珍しいため、メキシコのカトリック教について学ぶいいチャンスだと、訪れる観光客もいます。
この時期はシーフードを使った特別な料理を楽しむことができます。これは、メキシコのカトリック教徒はイエス・キリストが40日間 断食をしたことに基づき、この期間は肉を食べないという慣習があるからです。
セマナサンタの休暇中、メキシコのカトリック教徒にとって一番大事な伝統行事について学べるでしょう。
重要な行事についてご説明します。
セマナサンタ (イースター)
(3月26日 第1週目)
イエス・キリストのケ死と苦しみの記念
セマナ パスクア(過ぎ越し)
(第2週目)
イエス・キリストの復活祭
ミエルコレス デ セニサ(灰の水曜日)
「あなたは塵だから塵に帰る」という謙遜さを表現している聖書の言葉に基づき、カトリック教会の司祭が教会員のおでこに灰をぬります。この伝統行事がセマナサンタ期間に行われます。
ドミンゴ デ ラモス(ヤシの枝の日曜日)
(3月25日)
イエス・キリストがエルサレムに凱旋入門した時ヤシの枝をもって迎えたことの記念。
フエベス サント(聖なる木曜日)
(3月29日)
イエス・キリストが弟子たちとともにした最後の晩餐記念。
ビエルネス サント(聖なる金曜日)
(3月30日)
イエス・キリストが自分の死刑台まで苦しみながら歩いたことの記念。
サバド デ グロリア(栄光の日曜日)
(3月31日)
イエス・キリストが復活した日。イエス・キリストを裏切った弟子「ユダ」にちなんで、段ボールで作った人形に「フダス」(ユダ)と名前を付けて燃やす。
ドミンゴ デ パスクア (過ぎ越しの日曜日)
(4月1日)
カトリック教徒にとって最も重要な祭日で、「ミサ」と呼ばれる特別な式典が祝われる。
「Viacrucis」とは?
カトリック教徒による巡礼で、イエス・キリストが杭にかけられるまでの数日間の旅に基づいている。当時エルサレムにいたローマ軍の兵士の服を着る。
ご存知ですか:
伝統的なビアクルシスはサンミゲル デ アジェンデとグアナファト市内で執り行われます。