メキシコでは15歳の少女の誕生日を盛大に祝う習慣があります。
通常は派手なパーティーが行われ、女性へと成長している少女を世間にお披露目するという意味もあります。
この儀式は少女が成人するということではありませんが(メキシコでの成人年齢は18歳)、メキシコ人にとっては重要な伝統行事です。
15歳の祝儀ではキンセアニェーラが物語に出てくるお姫様のようなドレスを着用するのが慣例となっており、社会階級に関係なく15歳のパーティーはメキシコ人少女みんなの夢でもあります。
この馴染み深い慣習はカトリック教の影響を受けており、キンセアニェーラの多くは教会のミサに参加し、15歳まで到達できたことを神様に感謝します。
キンセアニェーラの家族は、通常100名以上の招待客をもてなす盛大なパーティーを催します。パーティーでは料理が振る舞われ、キンセアニェーラは友人と構成したオリジナルダンスを披露したり、父親たちとワルツを踊ります。
この祝儀の起源はプレヒスパニック時代に遡り、若い女性は結婚ができ、男性は戦士になれる年齢に達したことを祝う儀式でした。