フアン・カベジョ
新聞記者
去る7月1日、約9千万人のメキシコ人が総選挙で票を投じた。
Morena(国家再生運動)を率いるアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏が他の候補者を大きく引き離して大統領選を制し、メキシコ史で初めて左派政党が政権を握ることとなった。革命以来PRI(制度的革命党)とPAN(国民行動党)が交互に政権を握っていた体制が崩壊し、ペニャ・ニエト大統領の後にAMLO(アンドレス・ロペス氏の通称)が就任する。
グアナファト州は国内で唯一PAN(国民行動党)が勝利した州で、新グアナファト州知事はPANのディエゴ・シヌエ氏である。この若い政治家が、現ミゲル・マルケス知事の後を継承する。メキシコ大統領、グアナファト州知事共に、今後6年間の政権を担当することになる。
レオンでは、同じくPANのエクトール・ロペス・サンティジャナ氏が、市長としては史上初めての再選を果たした。レオン市そしてグアナファト州は同じ保守派政党により統治される。
グアナファト州はPANが大勝した唯一の州であり、メキシコは左に方向転換する一方でグアナファトは右に留まることになりそうだ。