メキシコにある日本舞踊グループ「銀嶺会」
が現代日本舞踊を披露
銀嶺会は新しい世代の日系移民に日本の音楽や踊りを普及することを目的に、1971年に川辺民子先生により創立されました。
「銀嶺」とは日本の富士山、そしてメキシコのポポカテペトル山のように、雪が降り積もって銀色に輝く山を象徴しています。
このグループはさまざまな年齢層からなる日本人、そしてメキシコ人により形成されており、世界一美しい芸術表現である踊りを通して中世日本の伝統や習慣、そして宗教観などを表現してきました。
色とりどりの衣装を身につけ、主に扇や傘、そして桜の枝などの持ち物をもって舞いを踊ります。
川辺先生は古典舞踊、現代舞踊そして民族舞踊を融合し、メキシコ、日本、ペルー、テキサス、サンフランシスコ、カリフォルニア、そしてプエルトリコなど各地で公演を行ってきました。また、日本舞踊のメジャーな流派である花柳流の師範・名取を取得しています。
昨年11月、銀嶺会はメキシコシティで数回公演を行いました。舞台では川辺先生、そして木原先生の子弟であるメキシコ人や幼い子供たち(最年少6歳)も演舞を披露し、日本武道を伝承する天真正伝香取神道流と共演しました。