メキシコ日本商工会議所(通称カマラ)は、バヒオ地域の会員企業へのサービスの向上と充実の為、2年前より開設されました。
Por Eunice Mendoza
6年前、グアナフアト州内にある日本企業の数は14社でした。それが現在では自動車産業の進出によって571社にまで増えました。この変化についてイラプアトに事務所を置くメキシコ日本商工会議所バヒオ支局の藤山支局長も驚きを隠しませんでした。全国的にはメキシコ日本商工会議所には475社が会員登録をしており、そのうちバヒオ地区には233社の会員企業があり、半数がバヒオ地区で活動していることになります。このようにバヒオ地区に増加する日系企業に対して、その活動をサポートし利益を守るために2年前イラプアト市にバヒオ支局を設置しました。この支局の開設はバヒオ6州(グアナフアト、アグアスカリエンテス、ハリスコ、ケレタロ、サンルイスポトシ、サカテカス)の州政府と日系企業をつなぐうえで重要な役割を果たしています。バヒオ局長はバヒオ地区にある日系企業のニーズに素早く対応することを使命とし、正確かつ有益な情報を日本語で提供するべく日々活動をしています。日系企業が持つ懸念や疑問、そして直面する問題について解決への手助けができるよう、アンケートも行っています。また、会員間の親睦を深めるためのイベントも企画しています。この2年間は日本人の増加が最も多かったグアナフアト州を中心とした活動が多かったため、今年は他州でのサービスを拡大していく予定です。メキシコ日本商工会議所では労務、財務、税務、経済、治安、メキシコの歴史といった様々なテーマでセミナーを行っています。また、着任後間もない方へメキシコでの一般的な生活情報や治安情報を提供する着任後研修も開催しています。今年は1月に450名以上が参加した新年会を開催、近々イラプアト市でのゴルフ大会を予定しています。メキシコ日本商工会議所は会員企業へ貢献するために多大な努力をしていますが、藤山支局長は市そして州政府の協力とメキシコ人労働者の献身のお陰でこのグアナフアトの土地で敬意を持って生活できていることに感謝を表し、又、同時にカマラの目的の一つでもある日墨経済交流にも益々貢献してゆきたいと述べています。