Por Larissa Torres
いまだ外出自粛の要請が続く中、家の中で楽しく過ごせるメキシコのボードゲームを今回はいくつか紹介します。
メキシコのボードゲームはシンプルですが面白く、近所の文房具屋やセルフサービスのショッピングセンターなどで手軽に購入できます。またインターネットでダウンロードできるものもあります。
- バスタ(ストップ)
これは言葉の遊びで、2人以上で遊ぶ。同じ文字から始まる言葉を考えて表に書いていくゲーム。
プレイヤーは紙と鉛筆を用意し、表を書く。一番上の欄には順にカテゴリーを記す(例:人名、町名、花の名前、果物、動物、物の名前など)。表の大きさやカテゴリーの数は自由。
次に無作為にアルファベットを一つ選び、その文字から始まる各カテゴリーの言葉を表に埋めていく。
頭の回転の速さを競うゲームで、最初に表を埋めたプレイヤーが「バスタ(ストップ)!」と声をかけ手を止める。互いの答えを確認し、誰とも重なっていない言葉が書いてある場合は100点を獲得。誰かと同じ答えの場合は100点を分配。解答がない場合は0点で、最終的に獲得点数が多いプレイヤーの勝ち。
2.ロテリア(ビンゴゲーム)
メキシコでは一番人気のあるカードゲーム。その由来は1400年のイタリアに始まり、1769年にメキシコにもたらされた。当時は国の上流階級の人々の遊びだった。
2人以上で遊ぶことができる。各プレイヤーは16の絵柄の描かれたタブラ(ボード)を選ぶ。
読み手を一人決め、シャッフルされたデッキから読み手はカードを1枚ずつ選び読み上げる。各プレイヤーはボードの上から読み上げられたカードを見つけ、該当のマスに目印をつける(メキシコではうずら豆などが伝統的に用いられる)。全部のマスが最初に埋まったプレイヤーは「ロテリア!」と叫び勝利する。
3. 蛇とはしご
これもメキシコで古くから親しまれているボードゲームで、原住民が起源。2人以上で遊ぶ。100マスのボードで2個のサイコロを振りながらゴールを目指す。簡単そうに見えるが道の途中で“蛇”と“はしご”が出現する。はしごがあるマスに当たると、上に登れて早く進める。逆に蛇があるマスに当たると、下に降りなければならないので後れを取る。
2つのサイコロの合計でコマを進めて行き、最初にゴールに到達したプレイヤーの勝ち。
4. メモラマ(神経衰弱)
メキシコでは絵柄のペアカードで神経衰弱が行われる。現在ではいろんなテーマのメモラマが販売されており、カード数も異なる。
すべてのカードをよくシャッフルして裏向きに置き、プレイヤーは2枚の異なるカードをめくっていく。めくったペアが同じ絵柄の場合はそのカードが自分のものとなり、間違ったカードをめくるまで続けることができる。
間違った場合にはカードをもう一度裏向きにして同じ場所に戻す。このようにカードの位置を覚えておくゲームで、取った枚数が多いプレイヤーの勝ちとなる。