日本からメキシコ地震で被災した行方不明者の捜索に救援隊が駆けつけた
2017年9月19日マグニチュード7・1の地震がモレロス州、プエブラ州、メキシコシティを襲った。300名以上が犠牲になり崩壊した建物も数多く甚大な被害が出た。
各国から駆け付けた救援隊の姿に多くのメキシコ人は勇気付けられた。その中に日本からの救援隊員の姿もあった。
困難な状況に手を差し伸べてくれる友人は本物の友人だというが今回日本が見せてくれた姿はまさに本物の友人の姿であった。
72人の救援隊と4匹の救助犬はメキシコ人と共にがれきをかき分け行方不明者の捜索と救助にあたってくれた。その厳粛な姿は甚大な被害をうけたメキシコに対する敬意と尊厳にあふれていた。
日本の救助隊はメキシコシティの空港到着から拍手で迎えられ
地震で崩壊した捜索救出活動の現場で懸命の救助活動にあたってくれた。
中でもメキシコ人に深い共感と生命の尊厳を日本人は救出活動の中で見せてくれた。残念ながら倒壊現場で遺体が発見された時、救出活動が打ち切られた時彼らは流れる国歌に合わせて心からの追悼を表してくれた。
メキシコ人は日本の救援隊が見せたメキシコ人への敬意を改めて感じることができた。そして彼らを再び拍手で見送った。
ありがとう 日本!
“まさかの時の友は真の友”
日本からの緊急救援隊の帰国に伴い、日本大使館の公式サイトから投稿された高瀬寧大使からお礼の言葉をここに紹介する。
皆様 こんにちは。日本国大使の高瀬寧です。このたび甚大な被害を被ったメキシコの皆様が私たち日本からの緊急救援隊を大きな拍手で温かく迎えてくださったことに心より御礼申し上げます。また大使館のホームページで温かいメッセージをお送りくださった方々
お電話をくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいでございます。9月27日に最後の緊急救援隊が日本へ帰国いたしました。これからも日本はメキシコ政府の要請に協力を続けてまいります。
日本とメキシコはどのような状況にあろうと私たちは友好国であります。ことわざに“まさかの時の友こそ真の友”とあります。
私たちはいつでもメキシコの味方です。がんばれメキシコ