「ココ」という日本とメキシコを結ぶ雑誌において、日本人の皆さんにご挨拶できることを光栄に思います。
グアナファト州では日本人コミュニティの数が増加の一途をたどっており、現時点でグアナファト州には2362人の日本人が居住しています。サカテカス、サン・ルイス・ポトシ、アグアスカリエンテス、ケレタロ、そしてハリスコを含むバヒオ地域ではその数は約5000人に上ります。
グアナファト州はメキシコシティに続いてメキシコ国内で日本人の数が2番目に多い州です。国内にある日系企業1000社のうち約半数はバヒオ地域にあり、そのうちの279社はグアナファト州に位置しています。
グアナファト州にとって日本は最大の投資国で、州の企業誘致プログラムにより投資される各10ドルのうち3ドルは日系企業からの投資です。
また広島県との友好提携締結も大きく影響しています。
グアナファトと日本との交流が促進するにつれて日本人学校の開設も必要になり、州内の様々な場所で日本文化を紹介するイベントなどが開催されるようになりました。
イラプアト市の日本人学校開校により、日本人家族が揃ってグアナファト州に移住できることで、この先日本人居住者の数はさらに増加していくと予想しています。
グアナファトの住民にとっても、日本の皆さんとこのように日々の生活を共有できることは大きな喜びです。
また、私たちメキシコ人は日本人の「改革の精神」にも共感しています。先日レオンで開催されたハノーバーメッセ2019には、インダストリー4.0や最新デジタル技術の展示に日系企業からも多くの人々が訪れていました。
このように、未来のビジョンやアイデンティティ、誇り、団結力、自由や敬意といった価値観をお互いに共有できることを大変うれしく思いますし、それが両国の素晴らしい関係の構築へと繋がっていくでしょう。