日本の代表的な二都市、東京と京都はそれぞれテクノロジーと伝統文化の町として人気がある。日本の料理、歴史、建造物は他に類がなく、広大な竹林を有し、仏教寺院や神社が多く存在する。海の恩恵に感謝する祭りや、子ども達の成長を願う祝日など、様々な祝祭日も楽しめる。日本への旅は素晴らしい経験になるだろう。
日本はもう遠く離れた国ではありません。昨今の両国の交流関係が功を奏し、これまでメキシコから日本への航空便は経由便で2便のみだったのに対し、現在では直行便を含む計4便に増便されました。
多くのメキシコ人が日本文化に興味をもっており、日本への旅行者数も増加傾向にあります。
今回ココ・メキシコでは日本へ訪れたいと思っている読者の方々へ、日本旅行ガイドをお届けします。
航空便
まず、旅行時期に注意が必要です。メキシコシティから東京へ春に旅行する場合(桜の開花時期は繁忙期)の航空チケットの相場は19,000ペソから22,000ペソくらいでしょう。逆に閑散期は9月と10月で16,000ペソくらいでチケットが購入できます。日本の夏はとても湿度が高く、暑さも厳しいです。北西部を訪れるなら寒い季節の方が良いでしょう。
交通アクセス
日本国内の移動は鉄道が便利で、事前にJRパスを購入しておくことをお勧めします。この乗車券は外国人旅行者を対象に販売されており、7日間利用できる乗車券の料金は約5,500ペソです。期間は7日間、14日間、21日間と選択でき、JR各社の鉄道のほかにJRグループのバスも利用できます。旅行日程により購入の有無を決定するのが良いでしょう。
宿泊場所
日本の宿泊先は豪華なホテルから、カプセルホテル、ラブホテル、そして寺院の宿坊まで多様なオプションがあります。旅館や民宿など和式の宿泊施設では、玄関で靴を脱ぎ、畳の和室、温泉、日本庭園などが楽しめます。また民宿は他の施設に比べて経済的(500ペソ〜1500ペソ)で、主に民間が運営してる小規模の宿泊施設です。
食べ物
日本にも「ファーストフード」店があり、ラーメン屋や安価のすし(回転寿司)がお勧めです。またコンビニと呼ばれるミニスーパーでは夕方になると商品が割引になることも多いので、食べ物が安く購入できます。鉄道の駅では「お弁当」と呼ばれる、ご飯に肉、魚、野菜などのおかずがセットになったものが売られています。また、餃子や焼き鳥などを売っている屋台もあります。
訪れたい場所
東京
- まず浅草を訪れて、日本でも最も古い商店街の一つである90店舗を誇る仲見世通りを歩こう。通りを抜けると浅草寺があり、その入り口に構える雷門には象徴でもある赤い大提灯が吊るされている。寺の中には五重塔や伝法院庭園などがある。
- 日曜日には上野公園を訪れるのも楽しい。春には桜の花見も楽しめる場所で、公園では不忍池や上野大仏を見ることができる。また公園内には日本最古の博物館である東京国立博物館があり、開館時間は火曜日から日曜日の午前9時から午後5時まで。
- そこから秋葉原へ移動すると歩行者天国があり、数々の巨大なネオン広告が見られる。また渋谷や新宿も繁華街の一つで、高層ビルが立ち並んでいる。東京都庁の展望台からは無料で東京が一望でき、天気の良い日には富士山も見える。新宿には新宿御苑という庭園や、思い出横丁と呼ばれる飲食店が並ぶ通りがある。
京都
- 東京から京都までの距離は新幹線で約2時間40分。
- 京都では伏見稲荷大社を訪ねよう。稲荷大神を祀る伏見稲荷大社は山のふもとにあり、本殿へ到着するには千本鳥居を通り抜けなければならない。
- 京都郊外の嵐山にある嵯峨野の竹林の道は風情のある小道で、周辺には世界遺産にも登録されている14世紀建立の天龍寺などもある。
- 忘れてはならないのは京都の祇園地区で、風情を感じる昔ながらの町並みや、芸者や侍など日本独特の伝統文化を味わえる場所である。