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メキシコ人起業家の創造性は、日本人にとって大きな関心事となっており、メキシコシティには貿易と投資を促進するための独立行政法人も設立されている。
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、日本と世界の貿易・投資促進を目的としており、日本でビジネスを展開する革新的なメキシコ企業の発掘に力を入れている。
ジェトロ・メキシコ事務所長がグアナファトを訪問した際、日本の企業がさまざまな地元企業のビジネスに関心を寄せていることを知らされた。自動車産業関連のサプライヤーだけでなく、医療機器、航空宇宙、そして食品といった分野への投資にも関心が高いそうだ。
グアナファト州の中でも、特別な魅力を持つある企業とすでに交渉に入っている。それは農業分野の会社で、天候や時期に関係なくコンテナで果物や野菜を生産する技術を開発している。これは、日本の農業に大きく貢献できる可能性がある。
なぜなら、日本は冬と夏の気候が厳しく耕地も少ないため、果物や野菜の輸入率が非常に高い。日本で果物を買うのは贅沢だと言われいる。例えばメキシコ産のライムは需要はあるが、値段が高く1個13ペソもする。
日本にとって、自国のこのような農業問題を解決する可能性があるメキシコ企業を発掘することは、大きなビジネスチャンスになり得る。
ジェトロ・メキシコが求めているのはまさに、日本の投資家にとって魅力的な、革新的で独創的なメキシコ企業なのだ。
ジェトロ・メキシコの中畑貴雄所長は、現在も発掘に力を入れており、バイオニック義肢を製造するあるメキシコ企業に注目している。
現時点でメキシコ企業440社がデータベースに登録されており、すでに投資活動が行われている。