2017年上半期の自動車販売台数の半分が日本車
Por Violeta Bermudez
過去9年間でメキシコにおける日本車の販売台数は35%から50.8%に伸びた。
これは日本車がメキシコ国内の市場において低コストのメンテナンス、燃費の良い車として評価されているからだろう。
メキシコ自動車産業協会( AMIA)によると10年前は50%の市場シェアがあった
フォード、クライスラー、ゼネラルモーターズなどのアメリカの自動車会社は
29%の市場シェアにまで落ち込んだ。
2007年1月から6月までの上半期間でアメリカ自動車業界の低迷が続く中 日産自動車は24.7%の市場シェアを獲得。それに続いてトヨタ自動車が6.9%、ホンダ自動車が5.9%の市場シェアを獲得した。
自動車市場の専門家はアメリカの自動車メーカーの低迷の原因の一つは“トランプ・ショック”ではないかと見ている。
フォードはメキシコ人が選ぶ好きな自動車メーカーとして6位から8位に転落しこの半年間で8.2%も売り上げを落とした。
ヨーロッパの自動車メーカーの市場シェアは20.6%で過去5年間
安定した市場シェアを堅持している。
日産:販売台数トップに
メキシコ自動車産業協会(AMIA)によるとメキシコで最も販売台数の多かった
トップ10の中で4車種を日産自動車が占めた。
第1位と第2位はVersa と NP300がそれぞれ4万3千927台、3万8千716台の売り上げを記録した。これは去年に比べて10.8%も販売台数を伸ばした。
Marchも第6位にランクインし2万7千157台で12%も売り上げを伸ばした。
それとは対照的に長年最高販売台数を記録していた Tsuru(現在は生産停止)は31.1%も減少し1万7千51台にとどまった。
AMIAによるとメキシコにおける年間自動車生産台数が33万4千606台増加し4.9%の増加率になったと発表した。このうち輸出される車は27万6千626台で去年よりも12%増加した。メキシコで最も多くの車が生産され輸出された
記録的な数字となった。国内では対照的に販売台数は5.3%減少し12万7千410台の売り上げにとどまった。