メキシコでは毎年5月10日が母の日です。この日は母への日頃の感謝の気持ちを伝える日で、日本では毎年5月の第2日曜日に制定されています。
メキシコ人はこの日、母にプレゼントや花を贈ったり、外食をしたり、セレナータ*でお祝いすることもあります。また、幼稚園・小学校などでは母の日のイベントが開催されます。
5月10日はどのレストランも満席で、街の通りには花束が売られ、店舗では母の日ギフト専門のコーナーや値引き販売が行われます。小学校では通常母の日のイベントが行われ、子供たちが愛情を込めて歌や踊りを披露します。
日本では母の日に子ども達が早起きをし、「母の日、お母さんいつもありがとう」と感謝を伝えます。メキシコほど盛大なお祝いではないにしても、この日はカーネーションの花や、感謝の手紙などを贈る習慣があります。
メキシコでは母の日はとても重要な日で、クリスマスに次ぐ家族の祝日でもあります。「良き母親像」の概念が強い、メキシコならではの風習を象徴しています。
メキシコ人女性は若年出産する傾向があり、2016年の統計では10歳〜17歳で出産した母親が全体出産数の42.1%を占めました。
この母の日、メキシコ人は「ママ、おめでとう!」と言うのに対し、日本人は「お母さん、ありがとう!」とそれぞれお祝いの言葉を述べます。