去る4月13日、モンテレイ工科大学のケレタロキャンパスにて、環境保護に関する科学的分野の貢献を称え、ウンベルト・上原・ゲレロ氏に賞が贈られました。
これまでにも「2009年ケレタロ州環境保全技師金賞」、「2015−16年優秀プロフェッショナリスト賞」などを受賞されています。
上原氏はケレタロ自治大学の土木工学科を卒業し、日本の京都大学で工学修士を取得。鹿児島県からメキシコへ移住された故・上原てつや氏の孫にあたります。
建設業・環境保全実業家
上原氏が経営するUEHARA CORPORATIONは設立20年を迎え、常にイノベーションを追求する精神と「日系エンジニア3世」として環境保護に従事する体制が、工場建設においてエネルギー効率とコストの削減を目指すクライアントに広く受け入れられています。

*建設分野では、東京の建築家・渡辺邦夫氏が営むStructural Design Group (SDG)で1995年から1998年まで勤務。メキシコではFujita Corporationの構造・環境エンジニアとしてケレタロ州O’donell工業団地にある「三菱電機工場」の建設に携わる。最近ではグアナファト州アパセオ・エル・グランデに建設中の「TOYOTA品質管理工場」に従事。
*環境保護活動家として、環境への負荷を削減し、資源を有効活用することを理念とするMIDORI GREEN TECHNOLOGIESを立ち上げ、産業排水処理工場の設計・建設行いました。
上原氏の実績
- 鉄骨造設計、環境効率研究、産業排水処理工場の設計に携わる
- 受容体の汚染を緩和する革新的モデルを創出
- 工場、音楽ホール、スタジアムなどの建設でコスト削減可能な構造技術を開発