厄払いの考え方は共通する日本とメキシコ
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
筆書「現役通訳夫婦が見たメキシコ自動車産業と今後」では多くの共感・納得の声を頂いていますが、本シリーズは著書に書き切れなかったこぼれ話&メキシコ人向けの内容でお届けしていきます。
第11回目は「縁起」です。新年という事もあり、縁起の良いスタートを切りたいと思う今日この頃ですが、読者の皆様の中には去年の厄払いをしたい!と思う方もいるのではないでしょうか?
実はメキシコでも古代文明から引き継がれたお祓いや占星術、厄払いの文化が残っています。特に盛んな地域はメキシコシティー(アステカ文明の中心地)、ベラクルス州カテマコ市(黒魔術・白魔術の街)、そしてユカタン半島全般(マヤ文明)です。3つすべてに共通する事は、お香を焚き、煙を多用する事です。メキシコシティーの旧市街、ソカロ広場に行けばあちこちでお香を焚いて厄払いをしてくれる場所があります(現在はコロナで禁止されております)
もし去年から不調続きの方は、機会があればメキシコ流の厄払いの儀式に参加して、すこしでもメキシコの古代文明に触れてみるのも良いかと思います。