メキシコグアナフアト在住の山田洋平さんはメキシコでサイクリストとして活動をしています。 これまでカンクンやモンテレーでのロードレース参加に加え、アグアスカリエンテス、グアナフアト、ケレタロ、コリマなどあらゆる場所で自然とふれあえる環境でのサイクリングを楽しんでいます。
2021年1月現在で29歳、10年前に自転車旅を始めてから、世界中を何千キロも旅してきた洋平さんは、メキシコの山々も大好き。
洋平さんはGFNY(グランフォンド ニューヨーク)の日本親善大使として、日本でGFNYレースの開催を目指しています。
GFNY(グランフォンド ニューヨーク)は、プロアマチュ ア関係なく、すべての人が自転車を楽しめるレースイベントである事をコンセプトとしています。
日本でのレース開催実現は大きな挑戦です。
「日本は他の国よりも交通法が厳 しいので、レースのために道を閉鎖 することが難しいです。なので日本にはGFNY本格的だけどどんな人でも楽しめるようなアマチュアレースはありません」と洋平さんは話します。
洋平さんは自転車旅行を大学時代から始めて、熱中しました。
「東京から京都、姫路、そして日 本の北のほうにも自転車で行きました。自転車で キャンプに行くのにハマっていたんです。大学時代、最後の学期に、アムステルダ ムからスペインのパンプローナまで自転車で旅しました(スペイン語は勉強していたのですがフランス語はすごく苦戦しました笑)
楽しい思い出です。 パンプローナまで2,300kmでした。21日かかりました」と洋平さんは語ります。
洋平さんは2015年にアグアスカリエンテ スの会社の通訳としてメキシコに来ました。自由な時間があれば、いつもメキシコの 町や山を旅しています。グアナファト、ケレタロ、コリマなどメ キシコのいろいろな州に自転車で行きました。そして、カ ンクンとモンテレーでのサイクリングレースにも参加。
「メキシコの気候は、サイクリングにぴったりです。日本は雨が降るし、標高が低い、道も狭いので、条件がよくない。」
「私のルーチンは、車で町の郊外まで行き、そこから100kmくらいをサ イクリングすることです。練習が終わったら、車に戻って家に帰ります。」
現在、洋平さんはグアナファト州のレオンで働いており、自転車の活動を続けて います。グアナファトの山々をよく走っています。
「おかしな形をしたバッタや臭い虫、トンビやイグアナも見かけます。ノパルサボテンを切って、とげを取り除 き、料理したこともあります!」と楽しそうに言います。
洋平さんは、メキシコに住んでいる日本人の方々に、問題なくメキシコの山々を自転車で旅行できることを知ってほしいし、せっかくメキシコは気候がいいのでそれを利用してほしいと思っています。
日本人は怖がって家にいる傾向が ありますが、行くべきところはたく さんあります。」