COFOCEは設立から30年を経て、「グアナファトの企業の国際化を促進する」という使命の成功を確固たるものにした。
グアナファト州貿易振興調整機関(COFOCE)は、革新性、実行性、そして何よりも先見の明という優れた資質を兼ね備えています。
このグアナファト州政府の機関は、地元企業と国際市場を結び付け、輸出を促進することを目的に1992年に設立されました。
ルイス・エルネスト・ロハスCOFOCE局長は「1990年代初頭、まだ対外開放政策が皆無だった時代に、輸出促進のための組織を開設したのは非常に先見性があった」とインタビューに答えています。
現在、グアナファトは非国境地域では全国レベルで最も輸出量が多い州で、1000社以上のグアナファト企業が海外130都市に製品を送り出しています。
COFOCEは設立から30年、その道のりは学びの連続でしたが、輸出促進のための国内唯一の組織として、その地位を確固たるものにしています。
そしてこの30年で状況は大きく変化しました。
「グアナファト州では、COFOCE初年度の輸出額が30万ドル程度だったのが、2021年末には260億ドルを超えるまでになりました」と28年間COFOCEに携わってきたロハス局長は説明しています。
輸出面では、グアナファトは一歩先を行き、世界の主要な市場に国際的に最高水準の人材とインフラを備えた場所を提供しています。
「グアナファトは、前例のない歴史的な瞬間を迎えています。世界トップクラスの企業から、アジアで手掛けた大型プロジェクトをグアナファトへ移設したいという依頼が毎日、24時間絶え間なく舞い込んできます。近い将来、これらの多くの企業サプライチェーンのベースとしてグアナファト州に進出してくることでしょう。」とロハス局長は述べました、
グアナファトと日本の関係
2004年以来、グアナファト−日本の貿易においては多くの協力関係が築かれてきました。
現COFOCE局長は、グアナファト−日本間の貿易市場を最初に開きました。初めての日本訪問からどのように道が開けたのか、そのいきさつを語ってくれました。
「1998年、日本にレザージャケットを持って行って売ることになりました。数時間の移動後、クライアントのもとに到着しました。彼は商品を細部まで調べ、ジャケットの一枚一枚を定規を片手に正確に採寸しました。石のような沈黙が続きました。数分後、『次回は飛行機を作るような精密さで作られた商品を持って来てください。楽しみに待っています』と言われました。結局その日取引は実現しませんでしたが、日本で製品を売るのは簡単ではないことが理解できました。しかし、品質を維持することで一生涯の顧客を獲得することができるということも学びました」と、ロハス局長は続けました。
現在、日本はグアナファトの最も重要な貿易相手国の一つです。
「今日、自動車産業により強化された素晴らしい貿易関係を築いています。靴の輸出から始まり、今では手工芸品、軽自動車、サルサ、加工食品、ピューレ、野菜などの食品も輸出しています。もちろんレザージャケットも。」