日本ピラー工業株式会社は、電力・石油石化向けのグランドパッキン、ガスケット、メカニカルシール、半導体市場向けの継ぎ手、チューブ、ポンプなどのフッ素樹脂製品を製造している。中国、台湾、韓国にも生産拠点があり、メキシコにも工場を稼動させた。
エウニセ・メンドーサ
米州初の生産拠点となったのはハリスコ州のラゴス・デ・モレノ市で、この工場から米国、中南米諸国、欧州への輸出を目指す。
NPK Fluid Contorl Systems México S.A. de C.V. (以下NPK)は主に完成車メーカー向けの排気管用ガスケットを米国市場向けに製造し、販売する。各国に事務所、関連会社、生産工場を持つ企業であるが、各地のお客様のニーズに対応して、今後グローバル化を更に深化させていく構想である。
メキシコ工場は9月に生産を開始。米国市場輸出向けに自動車排気管用ガスケットを生産するが、今後はBajioに展開する完成車メーカーもターゲットとしていく。橋口NPK所長は、「能力の高い優秀な人材が多く採用できました。これから大きく発展していくでしょう。」と語った。
メキシコ人社員と日本人社員の間の協力関係によりNPKの各種クオリティは高まっていくに違いない。
NPKはあくまで拠点を置くラゴス経済・地域貢献のアイデアを持って同地に工場を建設した。橋口所長は、「製造工程において環境に配慮するのは当たり前のことであり、日本国内と100%同じクオリティを持った製品をメキシコから発信していきます」と力強く話した。
林NPK営業マーケティング部長は、「NPKは、ラゴス・デ・モレノ市の経済発展、雇用創出、人材育成に貢献したいといつも考えている」と述べた。92年前に創立されたこの企業は ラゴス・デ・モレノからアメリカ大陸市場の成長促進を進めるため投資を開始した。
メキシコ人の活躍
NPKはスタッフをとても大切にする会社です。ここで働けることに大変満足しています。
カリナ・ジャスミン・ルイス・ゴメス
品質保証マネージャー
この会社は若者にチャンスを与えてくれ、能力を評価し経験を積む事ができます。
アナ カレン レオン ペレス
管理マネージャー
双方向のコミュニケーションと会社の社風が素晴らしく とても働きやすい環境です。