OCPIの委員会には日本人メンバーも含まれており、統合やコミュニケーションの促進につながっている。
プエルトインテリオールに入居する企業に、法的安定性と代表性を確立するため、5年前にグアナファトプエルトインテリオール協会(OGPI)を立ち上げました。この協会により、セキュリティ、公共照明、清掃、道路や緑地のメンテナンスなどのサービス運用費用を管理しています。
アメリカ系企業Orbisのディレクターでもあるアルベルト・ソトOPGI会長は、インタビューでこう述べています。「この協会は、プエルトインテリオール内の企業それぞれが、更なる利益を得られるよう便宜を図ることが目的です。様々な企業の代表による委員会を設け、プエルトインテリオールの運営がうまく機能するように活動しています。」
プエルトインテリオール内に拠点を置く120社以上の企業は、最先端のインフラ整備のもとで安全で清潔な会社運営が実現できています。
「OGPIは州政府と協力し、各企業がさらに規模を拡大しながら発展するために尽力しています。プエルトインテリオールの統合を実現するためには州政府の支援が非常に重要です。」
日本コミュニティの加入
OGPI会長としてのアルベルト・ソト氏の目的の一つは、日本人を協会に参加させることでした。「プエルトインテリオールでの日本コミュニティの影響力は非常に大きいので、協会の活動にも関与してもらえるよう働きかけました。」
現在、デンソーの社長も委員会の一員に名を連ねています。
「また、在レオン日本総領事もプエルトインテリオールの活動に大きな関心を持たれており、お力添えをいただいています。OGPIの活動に日本人が参加することには大きな意義があります。私たちの役割は労働問題において企業を支援し、また工業団地内の産業界全体から提言を受けることです。」
安全第一
OGPIのもう一つの役割は、プエルトインテリオールの安全性を維持することです。
「安全が第一なので、州政府と提携を結んで治安を守っています。さらに、民間警備会社とも別途契約を結んでおり、独自のセキュリティ戦略もとっています。」
エネルギーと蒸気の発電
プエルトインテリオールでは、エネルギーと蒸気を共に発電するプロジェクトを推進中です。現在はCFEシラオからのエネルギー供給のみですが、「CFE一社だけに依存するべきではないので、規則に則って発電と蒸気を供給するサプライヤーもう一社と契約する考えです。生産過程で蒸気とエネルギーの両方を使用する企業もいくつかあります。」とOGPI会長は述べています。