タコスが恋しくなった大和さんは、本場メキシコの味を再現したタコススタンドを立ち上げ、日本全国に広めるためにトラックを走らせることを決意する。 古谷大和さんは、富士山の麓の美しい風景の中で、スアデロ、トリパ、カルニータスなどのタコスを販売しています。大和さんのタコス・トラックはソーシャルメディアで拡散されました。 午前10時、メキシコの国旗に塗られたフードトラックの1日が始まります。SNS上では「エル・ブキ・ハポネス」の名で知られる大和さんは、インターネット上で、そして何よりも彼の顧客を虜にしている、一風変わった日本人タコス屋なのです。 数年前から大和さんは、「トレス・エルマノス(三兄弟)」という本場メキシコのタコス屋を経営しています。SNSでは、以前メキシコのエカテペックに数年間住んでいたことを明かしています。 帰国後、メキシコで食べ慣れたタコスを探しましたが、日本には見つかりませんでした。「私が求めるタコスはここにはありませんでした」と、知られざる日本という番組のインタビューに答えています。 そこで大和さんは、メキシコ人らしい起業家精神で、メキシコから直輸入した食材を使い、自らの手でタコス屋を立ち上げることにしました。 値段は1500円からで、観光客、外国人、日本人、誰もがカルニータス、スアデロ、チキン、トリパなど本場のタコスの味を楽しむことができます。 大和さんのタコスは、メキシコのタコス屋で使用されるものとまったく同じ円形のコマル、そして本物のコーントルティージャで調理されるため、最初から最後まで本格的です。 「トレス・エルマノス」は2018年から富士山の麓でこの伝統的なメキシコ料理を提供しています。
日本ルーツとの再会
日本生まれで東京出身のワタナベ·シュウスケ氏は、メキシコでの新しい生活を求めて3カ月の船旅に出ました。ワタナベ氏は航海中にスペイン語を学び、下船後は仕立て屋として働き始めました。メキシコシティに到着したワタナベ氏は、そこでオトミ族出身のメキシコ人女性、ミカエラ·ガルシアさんに出会います。彼女との間に3人の娘が生まれ、長女はエルサと名付けられました。エルサさんがわずか6歳のとき、ワタナベ氏は若くしてこの世を去りました。 「これが私の生い立ちです。エルサは私の母で、シュウスケ·ワタナベは私の祖父です」と語るホルヘ·ラモス·ワタナベさんは、切れ長の目をした時間厳守をモットーとする一流エンジニアです。 メキシコ人であるホルヘさんは、グアナファトに住むようになって自分の日系人としての原点を再認識したと言います。 「自動車関連の工場ができたことで、日本をより身近に感じるようになりました。ここで、自分の祖先についてもっと知りたいと思うようになり、日本語を習い始めました」 エンジニアであるホルヘさんは、学問と職業の両方の観点から祖父の祖国を知り、日本文化を学びたいと考えています。 現在、ホルヘさんはグアナファトに住む日系人コミュニティの組織化に取り組むチームの一員として活動しています。 「私は日本人のたくましさにとても共感しています。日本人には逆境に立ち向かい、前進する力があります。困難な状況の中を生き抜いて、あきらめずに戦ってきました」
「日本とメキシコの絆を深めたい」:福嶌大使
両国の関係強化を目指すイベントの推進は、在メキシコ日本国大使の目的の一つである。 「メキシコにもっと日本を」両国の絆を深め、二国間関係を強化し、双方の文化を結びつけ、各団体を連携させていくことが、メキシコ国籍を持つ日本の外交官、福嶌大使の明確な目標です。 「私はメキシコで生まれた日本人ですので、メキシコと日本の距離をさらに縮めたいと考えています。両国の関係が深いのはとても良いことです」と、日墨ネットワーキングイベント2022の開催中に福嶌大使は完璧なスペイン語でココ・メキシコのインタビューに応じてくれました。 「ネットワーキングイベントは、二国間で活動する全ての組織や団体の連携を強化するために非常に有効です。連携を活性化するためには、人と人が直接会って話すことがとても大切です」
メキシコで日系コミュニティが拡大
グアナファト州ではすでに、州内の日系コミュニティを活性化し、日本人とメキシコ人の子孫や、日本文化愛好家を結びつける初の協会設立に向けた作業が進められている。その目的は、日本文化と日墨の融合を広めることである。 在メキシコ日本国大使である福嶌教輝大使のイニシアチブにより、日系人コミュニティの活性化や友好関係の構築が進められています。いわゆる「日系人」とは、日本以外の国に移住し、当該国の国籍、または永住権を取得した日本人、およびその子孫を意味します。 福嶌大使の提案はこの概念を拡大し、日本人の子孫ではないものの日本文化と密接なつながりをもつ人々や社会集団を、日系コミュニティに含めるというものです。その中には、メキシコと日本の関係強化に貢献する企業や団体も含まれます。 グアナファト州では、この取り組みを推進するための活動がすでに始まっています。 レオン市に30年以上住んでいる日本人の血を引くメキシコ人、エンリケ·カトウ·ミランダさんがこの活動を担当しています。 「グアナファトの日系コミュニティを活性化するために、1年前から集中的に活動しています」と、理学修士で環境問題の専門家であるエンリケさんはインタビューに応じてくれました。 日系BJXグアナファトとして知られる州の日系コミュニティは、自身もメキシコ生まれの日系人である福嶌大使の提案により新たな日系人の加入を目指す、グアナファト州で初めての団体となります。 同協会を合法的に設立するための手続はすでに始まっており、まもなくグアナファト州に初の日系人協会が誕生することになります。 エンリケ·カトウ·ミランダさんについて エンリケ·カトウ·ミランダさんは日本人の血を引くグアナファト州出身者です。祖父の加藤岸三郎さんは1905年、20世紀初頭の移民の一員としてメキシコにやって来ました。加藤さんはメキシコシティでグアダルーペ·ラミレスさんというメキシコ人女性と結婚し、当時日本からお祝いの手紙を受け取りました。 エンリケさんは日本人の子孫の一人であり、現在ではグアナファト州の日系人コミュニティ活性化の中心的な推進者です。 例年開催される日系人の集いをグアナファト州で開くことを提案 メキシコに住む日系人は、2年に一度メキシコと日本の文化交流を促進するために会合を開いています。エンリケ·カトウさんは2026年に開催される日系人全国大会(CONANI)をグアナファトで開催したいと考えています。「この重要な会議のホストとしてグアナファトを受け入れてくれることを願っています」 CONANIは、全国から250人以上の日系人が集う二つの文化が融合された会合です。同時に日本エキスポも開催され、1万2千人以上の来場者が見込まれています。
ホワイトデー:日本では愛と感謝の日
2月14日のバレンタインデーからちょうど1カ月後、日本では男性から女性に感謝の気持ちを伝えるホワイトデーを祝う。 日本では伝統的に、2月14日に女性が男性にチョコレートを贈る習慣があります。そして、1978年以降、日本のお菓子メーカーがその1か月後に男性から感謝を伝える日を提案しました。
ホセ・アルフレド・ヒメネスは今でも王様
グアナファト出身のこの作曲家兼歌手の音楽は、世界中でメキシコを際立たせている。 没後50年、ホセ・アルフレド・ヒメネスはいまだ「王様」であり、世界におけるメキシコ音楽の象徴でもあります。 先日、没後50周年記念式典が開催され、ディエゴ・シヌエ・ロドリゲス州知事は、グアナファト州出身のホセ・アルフレドの作品を同州の無形文化遺産に認定しました。 ドローレス・イダルゴで開催された、2023年ホセ・アルフレド・ヒメネス国際フェスティバルで、知事はこう宣言しました:「今日、私たちはこの町の偉大な音楽家への賞賛を記録に残し、彼の人生を讃え、彼の音楽に永続性を与えるためにここにやってきました。今日、私たちはメキシコが生まれ、偉大なるホセ・アルフレド・ヒメネスが生まれたこの恵まれた土地に集い、彼の素晴らしい音楽作品をグアナファト州の無形文化遺産とする政令第163号に署名します」 ホセ・アルフレド・ヒメネスの生涯 1926年1月19日、ドローレス・イダルゴ生まれ。ホセ・アルフレド・ヒメネス・サンドバルは、グアナファトのみならずメキシコを代表する音楽家として際立っていました。 サン・ニコラス大学卒の創薬化学者で、当時ドローレス・イダルゴで唯一の薬局を経営していた実業家アグスティン・ヒメネスとカルメン・サンドバルの息子として生まれました。 子供の頃からホセ・アルフレドは音楽と歌が大好きで、作曲の才能もあったと言われています。当時は農作業をする人々や動物に捧げる歌をつくり、フェスティバルで演奏していました。 しかし、彼がようやく10歳になった1936年に父親が亡くなり、ドローレス・イダルゴからメキシコシティに転居せざるを得なくなったことで人生が一転します。母親は薬局を売り払って食料品店を開いたもののうまくいかず、ホセ・アルフレドと兄のナチョは働くために学校を辞めなければなりませんでした。 その後、家族はグアナファト州に戻り、サラマンカに定住しましたが、ホセ・アルフレドはメキシコシティにとどまり、レストラン「ラ・シレーナ」でウェイターとして働きながら音楽活動を続けました。 彼のもう一つの情熱はスポーツで、レオン出身の有名なサッカー選手、アントニオ・ラ・トータ・カルバハルと同じチームに所属していました。 ラジオ局やレコード会社の門をたたいて数年が経ったころ、ホセ・アルフレドはアンドレス・ウエスカと出会い、RCAビクターのアーティスティック・ディレクターであったマリアノ・リベラ・コンデに紹介されました。 そしてロス・レベルデスというグループのボーカルとして歌い始め、今日でも良く知られている次のような曲を作曲しました:El rey(王様)、 Si nos dejan(二人をそっとしておいて)、Un mundo raro(不思議な世界)、 Tú y las nubes(あなたと雲)、 Amanecí en tus brazos,(朝の口づけ)、Cuatro caminos(4本の道)、Te solté la rienda(手綱を緩めた)、El jinete(悲しき騎手)、 La media vuelta(背を向けて)、 Ojalá que te vaya bonito(あなたに幸あれ)、…
2024年はメキシコ大統領選挙の年
今年2024年はメキシコにとって選挙の年になります。地方自治体、州政府、連邦政府の3レベル全てで選挙が行われ、近年の歴史上最大の選挙プロセスとなります。 また、今年はアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領率いる現連邦政府の最後の年でもあります。 メキシコの選挙プロセスは、選挙の透明性を保証するため、政府機関や政党から独立した機関である国家選挙機構(INE)によって管理されています。 現在のところ、現与党モレナ党を代表するクラウディア・シェインバウム氏(労働党、緑の党、社会結集党の3政党も推薦)と、国民行動党、制度的革命党、民主革命党の3政党で結成された野党連合を代表するソチル・ガルベス氏の2名が立候補しています。 その過程で、現ヌエボ・レオン州知事のサムエル・ガルシア氏が市民運動党(MC)の候補者に指名されましたが、登録過程での誤りにより、大統領選を辞退して知事職に戻らざるを得ませんでした。市民運動党がどの候補を擁立するかは不明です。 この2024年の選挙では、3つのレベルの行政機関で議員が選出されます。 最も重要な選挙はメキシコ大統領選であり、連邦レベルでは500人の連邦下院議員と128人の上院議員が選出されます。 州知事選挙が行われる州: グアナファト州、チアパス州、ハリスコ州、モレロス州、プエブラ州、タバスコ州、ベラクルス州、ユカタン州の8州で新知事が選出され、メキシコ・シティの新首長も選出される。 メキシコシティでは、16区の区長も選出される。 また、全国各地の地方議員、全国各地の自治体首長選の投票も行われる。 選挙はいつ行われる? 同日選挙の投票は6月2日(午前8時から午後6時まで)に一斉に行われる。 グアナファト州では、3月2日から州知事候補者の選挙運動が始まり、すべての選挙運動は選挙の3日前である2024年5月29日に終了する 新メキシコ大統領の就任はいつから? 選挙後、憲法第83条の選挙制度改革が承認され、2024年10月1日メキシコ新大統領が就任する。下院議員と上院議員は8月1日に就任する。
レオンで監視カメラによる罰金制度を導入
レオン市内の要所に設置された監視カメラとC4(州のコンピューター監視システム)を通じて、ドライバーの走行速度を検知し、スピード違反者には罰則が科せられます。 反則金は、車のナンバープレートに登録されているドライバーに科せられることになります。 レオン交通警察のオリンポ・グティエレス・ガルシア所長は、ナンバープレートが検知されないように何らかの行動をとったドライバーには300ペソ以上の罰金が科せられると説明しています。 2024年1月1日以降は、実質的な罰金が適用されます。 レオン市の交通規則によると、スピード違反の罰金は約3112ペソから4668ペソ。 スピード違反が感知されると、違反したナンバープレートの名義人の住所に通知書が送られます。 レオン市内の速度取締まりカメラ設置場所 このプログラムでは、10か所にカメラを設置する予定
2024年の主な祝祭日
1月 ホエールウォッチング。毎年、何百頭ものクジラが交尾と繁殖のためにメキシコ太平洋沿岸を回遊する。一生に一度の体験であるホエールウォッチングをお見逃しなく。1月はベストシーズン。 2月 メキシコ憲法記念日(2月5日金曜日)この祝日はメキシコでは通常休日となる。 バレンタインデー「愛と友情の日」(2月14日水曜日) 国旗の日(2月24日土曜日)自由、正義、民族の統一を象徴するメキシコ国旗を祝う日。 3月 石油収用記念日並びにベニート・フアレス生誕日(3月18日月曜日)、春の日(3月21日) 2024年聖週間は3月28日聖木曜日から始まる。 4月 子供の日(4月30日火曜日)子供たちを称え、祝う日。この日、学校や公共スペースでは、子どもの重要性を認識し、その権利を主張するためのさまざまな活動が行われるのが一般的である。 5月 労働者の日(5月1日水曜日)この日は労働者の権利と公正な労働時間を求める労働者の闘いを記念する日。 プエブラの戦い(5月5日日曜日)この日は祝日ではないが、プエブラを中心に祝われる。 母の日(5月10日金曜日)はメキシコのすべての母親をお祝いする日。 6月 6月2日、大統領選挙。選挙日は祝日となる。 父の日。メキシコでは6月の第3日曜日にお祝いされ、今年は6月16日にあたる。 7月−8月 夏休み。メキシコ教育省によると、7月16日に2023‐2024年度が終了し、夏休みが始まる。 9月 メキシコ独立記念日(9月16日月曜日)。独立を祝うため祝日となる。 10月 コロンブス記念日(10月12日土曜日)アメリカ大陸発見と、国の統合を祝う日。 11月 死者の日(11月2日土曜日)メキシコで重要な伝統文化のひとつとされる死者の日を祝う週末。 メキシコ革命記念日(11月20日)記念日は11月20日に祝われるが、11月18日(月)が祝日となり長期休暇になる。 12月 聖母グアダルーペの日(12月12日木曜日)。メキシコのカトリック教徒にとって最も重要な祝日のひとつ。