メキシコにはキリスト教文化に影響をうけた食べ物がある。
3月から始まる“クアレスマ”四句節(40日間)という期間がある。イエスが40日間荒野で断食したことに由来している。この時期メキシコでは“カピロターダ”というデザートを食べる習慣がある。
このデザートはスペイン人がメキシコにやってきた1519年から作られていた。
はじめは肉料理でだったのが現在ではボリージョというパンと黒砂糖で作った
デザートになった。
レシピ
カピロターダはクアレスマの期間 (今年は) 3月1日から4月13日までの毎金曜日にのみ食べる。この期間以外に食べることはまずない。
メキシコ人は毎年クアレスマにカピロターダを食べるのを楽しみにしている。
それぞれの地域で作り方は違うがここでは簡単なレシピを紹介する。
材料
• ボリージョパン5
• 油
• 黒砂糖1/2キロ
• 水2ℓ
• シナモン2本
• クローブ4つ
作り方
パンを2cm間隔に切って天日に干す。乾いたパンを油で軽く揚げ色がつくまで揚げる。
沸騰させた水に黒砂糖、シナモン、クローブを入れてはちみつ状になるまで煮詰める
容器にパンを並べシロップ上からたっぷりかける。同様に次のパンを並べ
シロップをかけるのを繰りかえす。
飾りに干しぶどうやスライスアーモンドを使う。角切りしたチーズをトッピングしてもよい。
ポイント
全ての材料がスーパーで手に入る
どんな意味
ボリージョ:小麦粉の固い塩味のパン
ピロンシージョ:精製される前の砂糖の黒砂糖の塊