トゥナはウチワサボテンになる果実で、国旗にも描写されるほどメキシコの代表的な果物。
トゥナの種類は異なる大きさや色などにより80種類以上に上りますが、最も一般的なのは赤、紫、黄色、そして白色です。種類により、味にも違いが生じます。
トゥナの皮はとても硬くトゲがありますが、中の果実は水分たっぷりで種がたくさん入っています。種も全て食することができますが、食べ過ぎると便秘の原因になることもあるため、注意が必要です。
通常トゥナは皮付きのまま売られていますが、小さなトゲが指に刺さる場合もあるので、あらかじめ皮をむいた果実を買う方が良いでしょう。
トゥナの旬の時期は7月から9月で、この時期には甘さも増します。乾燥地での栽培が適しており、特に手入れをする必要もありません。メキシコ国内ではサカテカス州が主なトゥナの生産地です。
トゥナはとても栄養価の高い果物で、ビタミンやミネラル、そしてタンパク質が含まれています。また、胃炎、風邪そして糖尿病などの症状を緩和するのにも効果的です。
トゥナはそのまま食べてもみずみずしくて美味しいですが、メキシコ風にチリパウダー、塩、そしてライムをかけるのもいいでしょう。トゥナのアイスクリームやジャムもお薦めです。
バヒオ地区では、トゥナの果汁を発酵してできた赤紫色の飲料「コロンチェ」も人気です。
レシピトゥナの果汁水
- 好みのトゥナ4〜5個(旬の時期には露店で販売)
- 砂糖 大さじ4杯
- 水 2リットル
- 材料全てをミキサーにかけ、こし器で種を除く。好みで氷を加える。
トゥナの効能
- 利尿作用
- コレステロール・中性脂肪を下げる
- 制酸剤として胃炎を緩和
- 糖尿病の治療に効果的