メキシコ人にとってチリなしで食べる食事は物足りなさを感じるそれほどメキシコ料理とチリは切っても切れない関係にある
今日は外国人に安心して食べてもらえる新鮮で歯ごたえがあって辛くないチレ・モロン(パプリカ)を紹介する。
メキシコは世界でチリの生産量が第2位。その耕作面積は14万9千ヘクタールになる。年間平均生産量は270万トンで225億ペソにもなる。
これはメキシコの農業生産物の中で第8位にランクインする。
チリは2種類に分別される。乾燥チリとチレベルデ(緑色のチリ)で
今日紹介するチレ・モロン(ピミエント・モロンとも呼ばれる)はチレベルデに分類されている。
チレ・モロンは甘みがあり肉厚で野菜の一種類と思っている人も多いだろう。
サラダにもよく使われているし、生でも加熱してもおいしい。
チレ・モロンは緑、黄、オレンジ、赤とカラフル。緑色のチレ・モロンは甘みが少ないが いろいろな色のチレ・モロンを使えば料理がカラフルに変身する。
チレ・モロンの生産量は10万4千トンでグアナファト州での生産が一番多く
ハリスコ、ケレタロ、ドゥランゴ、コアウイラと続く。
おいしく食べられて、健康にもいいチレ・モロンは輸出品質基準を満たしておりカナダ、アメリカをはじめとする国々へ輸出されている。
2016年の8か月間でチレ・モロンの輸出額は7億8900万ドルで2015年より31.6%も上回った。
チレ・モロンは安心して食べられる辛くないチリ、お試しあれ。