最近運転中の日本人が交通警察より止められると伺い,聞き及んだ事例をお知らせするとともに注意喚起致します。
文:大澤英子
事例:未 排ガスチェック
平日、警察官に排ガスチェックしてないからと罰金の用紙渡され、交通許可証(tarjeta de circulacionキラキラのカード)押収される。
→交通許可証を写メして、排ガスチェックに行き、フロントガラスにスティカー貼ってもらい、その領収書をプラザマジョール内の支払い場所市役所で罰金の用紙を渡し、排ガスチェックの領収書と罰金$80peso支払い交通許可証を返却してもらう。(Hさん女性)
事例:未払い 車両税
在墨3年間、この車両税について(排ガスチェックも)知らずに乗っていた。
→友人から聞き延滞金を含む金額を支払いしチェック行った。
事例:スピード違反
平日午前、プエルトインテリオ付近にて止められ、指示通り免許証(licencia)を渡し、罰金$730程を、シラオの交通局に支払いに行くよう言われた。
→大変急いでいるし、そこに営業時間内に行けないと伝えると内密に$200渡し、免許を返却してもらい放免。(Mさん女性)
平日午前、レオン市内にて止められ、指示通り免許と交通許可証(tarjeta de circulacion)を渡し、違反用紙を受け取り、交通許可証返却される
→電話で通訳してもらったところ 1.その場で違反金をカード払い もしくは2.後日指定場所にて支払い。免許不携帯で運転するのがためらわれ1を選択し、支払い端末(terminal)を持つ警察をその場で20分程待ったが、端末回線不具合で支払い不可。
翌日指定場所である交通局にて、支払い窓口で$800支払い、領収書とチケットを受け取り、隣の窓口でそのチケットを渡し、書類にサインし免許を返却してもらった。(Aさん女性)
※免許不携帯で運転時、警官にもし免許証提示を求められても違反用紙を見せれば問題ないと言われた。
平日早朝、45号線アウトレット付近にて止められ、指示通り免許を渡した。
→言葉がわからないからと通訳に電話し警察官と話してもらい、正規書類を受け取り、後日ドライバーが書類記載の交通局にて支払い($730.4)免許を返却してもらう。(Yさん男性)
平日午後2時頃、イラプアトにて検問していた警察官より「60キロ制限道路を70キロ走行のスピード違反のため、免許証の記録を取りPLACA押収する」とのこと。
→その警察官にスピード違反の証拠の記録を見せなければ大使館にあなたのIDを 知らせると伝えたところ、「今持っているお金を払えば行ってよい」と言われ敢えて少額($150)入りの財布を見せると「少ないから同乗者に借りろ」とお客様だから無理と伝えると「では$150で良い」とのこと。支払うと免許証を返された。
サラマンカ レオン間の新しい有料高速道路で、スピード違反でポリスに止められ罰金$6000ペソと言われた。
→持ち合わせ無いと言い$4000ペソ払い放免。(Yさん男性)
※その2、3日前に、ほぼ同じエリアで 同僚がスピード違反で捕まり$6000ペソ払い放免。
事例:駐車違反
休日、サンミゲルアジェンテにて、駐車中の車の後ろのナンバープレート(PLACA)が取られており、違反用紙が置いてあった
→地元の人に対応を聞くと「記載の場所(その時点で時間外)で支払いPLACAを返却してもらえる」、後日またサンミゲルアジェンテ(違反場所でないとPLACA返却されない)に違反金支払い($150〜300)に行きPLACAを返却してもらう。※その支払い場所は休日も21時まで営業(Nさん女性)添付 違反書類
平日、レオン市内にて、駐車中の車の後ろのPLACAが取られており、違反用紙が置いてあった
→その場にいた警察官に交渉したがその場での違反金支払いできず、Walmart店内の指定場所にて違反用紙と運転免許提示し$150支払い 、押印された違反用紙とPLACAを返却してもらう(Tさん女性)※3日以内に支払うと35%割引
平日、レオン市内公園付近にて、駐車中の車の後ろのPLACAが取られており、違反用紙が置いてあった
→当日支払い指定場所に行ったがまだPLACAは届いておらず、翌日罰金を支払いPLACAを返却してもらった。(Tさん女性)
平日、レオン市内にて、駐車禁止エリアと知らずに駐車した場所に戻ったら車がなかった。
→その場にいた他のレッカー車の人に、自分の車がレーカーされたことを確認し、通訳に詳細確認してもらうも、どこの保管場所にあるか確認できず翌日Mobility Secretaryにて保管場所【la pensión correspondiente】
を確認。車内にある交通許可証(tarjeta de circulacion)が必要なため、約$800支払い一時保管場所入場許可書を受け取り、その後車引き取り書を受け取り、保管場所にて保管日数分の保管料(約$2000)を支払い車を返還してもらう。(Aさん女性)
名義人のみ手続き可能
縁石が黄色に塗られているところ(linea amarilla)は駐車禁止
休日、ショッピングモール駐車場にて、駐車しようとしたところ、係員がきてこの場所(ハンディキャップ専用場所)に停めると罰金$9000と言われ、停めずに立ち去った(Iさん男性)
●メキシコの路上駐車について
メキシコの路上では車を駐車することは可能。だが専用駐車場前や曲がり角、黄色塗装された歩道脇、横断歩道、車椅子通路は駐車禁止。
事例:信号無視
○グアダラハラ市内を信号がいくつもある交差点で 自分の見るべき信号がわからず結果として 赤信号に気付かず走行。監視カメラで撮影され後日 郵便で 罰金(約$400)通告が届いた。
支払い期限が過ぎると 倍以上の罰金になると記載。
二回目は、その罰金通告が届かず、車両税を払うとき罰金に延滞金(約$1200)加えられていた。
(Nさん女性)
事例:事故・故障
○日曜午後、45号線沿いにて自損、車両は走行不可。
→会社の総務に連絡し、警察と保険会社を呼んでもらう。警察官には「署に向かうか、その場で$7000ペソ払うか」と言われ、総務が交渉し結局$3000を払い放免。車両はレッカー等保険会社が全て対処した。(Uさん男性)
平日Blvd. Adolfo López Mateosにて車両右側に衝突音がし右に傾いた。
→近くのレストランの駐車場に停車。ご主人の会社の方が修理会社へ連絡後到着し破損箇所確認、対処できず。連絡した日本語対応の保険会社が破損箇所確認後レッカー車にて輸送。結局タイヤ2カ所、ホイール1カ所とサスペンションを修理。運転していた本人は首の鞭打ちと右腕を痛め通院。
事故原因の可能性は、減速帯(トペ)によるサスペンションの摩耗か、障害物(恣意的に置かれ た可能性有り)を踏んだ可能性
注意事項
(1)現場で警察官より,直接,反則金と称した多額の現金を現場で要求された場合や不当な取り扱いを受けた場合等があれば,以下の情報を可能な限り記憶し「088」又は「ジャパンデスク(グアナファト州のみ01−800−976−7486)」に通報して下さい。
• 反則金を要求された時間と場所
• 警察官の氏名
• 警察車両の車体番号
(2)日本とメキシコでは,交通規則や交通マナーも違います。現地の交通規則を良く理解して,安全運転を心掛け下さい。
注:交通違反の罰金を、違反後5日以内に支払った場合には割引が適用される。
「モルディーダ」とは?
賄賂であり、自分の利益になるよう取り計らってもらうなど、不正な目的で贈る金品。