リマとライムは色も見た目も類似しているため、見分けがつかないことも度々あります。今回はこの2つの果実をうまく見分ける方法やそれぞれの特徴をご紹介します。
まず形に注目すると違いが判ります。リマは少し大きめで円形なのに対して、ライムは小さめでやや楕円形の形をしています。また、ライムに比べるとリマの皮は厚く香りも強めです。
どちらも柑橘類でビタミンCが豊富に含まれ、内臓の免疫を高めるのに効果的です。また、風邪や咳の予防にも適しています。
味を比べてみるとリマの方が甘く、ライムはリマの2倍のビタミンCを有しているため、酸味もきつめです。
それぞれの果汁はメキシコ料理に使われることも多く、特にライムは肉・魚料理、そしてサラダなどにも頻繁に用いられます。その他にもデザートやアイスクリーム、果汁水やカクテルに加えることで、トロピカルな風味を味わえます。
ライムの木は年中花が咲くのに対しリマの収穫時期は10月から2月頃で、価格はライム1キロ当たり13ペソ、リマは26ペソが目安です。メキシカンリマは特に甘く繊細な味がします。
現在リマとライムは世界中の熱帯地方で栽培されていますが、メキシコは世界でも有数のリマとライムの主要生産国として知られています。

相違点:
- リマ:皮の色は淡黄緑色で、分厚く良い香りがする。甘く繊細な味。形はライムに比べると大きめで、先端が膨らんだ円形。
- ライム:皮は緑色で薄い。熟してくると黄色に変色していく。形は小さな楕円形。酸味がきつい。