日本では20歳を迎えると成人とみなされ、満20歳となる新成人を
祝う成人式が各地で開催される。
成人というと自由、独立、成熟などの言葉が連想されますが、同時に更なる責任も必要とされます。多くの国で成人を祝う儀式やパーティーが行われますが、日本のように国民行事とされているケースは稀です。
成人の日は毎年1月第2月曜日に制定され、今年は学齢20歳を迎える新成人を祝う成人式が1月13日に各市町村で開催されます。
その由来は明らかではありませんが、最初の成人式が行われたのは714年で、1948年には正式に1月15日が成人の日に制定されました。2000年以降は同祝日が1月第2月曜日に改正されたため、年毎に祝日が変わります。
この特別な日に、新成人の女性たちは振袖と呼ばれる袖の長い着物を纏い、首元には白いフェザーショールを身に付けます。男性は袴と呼ばれる濃色の着物を着用するのが習慣でしたが、現代では黒色のスーツを着る若者が増加しています。
成人の日には今でも多くの若者が神社やお寺を参拝しますが、友人と遊園地へ出掛けるなど、他の伝統行事と同様に形態も変化しています。それでも尚、日本では現在も親しまれている国民行事と言えるでしょう。
メキシコ在住の新成人の皆さん、おめでとうございます!