秋といえば紅葉。秋になると、日本各地で木の葉が赤や黄色に色づきます。紅葉狩りとは、そのような紅葉した木々を眺めて楽しむことです。今回は、そんな紅葉狩りについて、歴史や見ごろなどを紹介します。
歴史
秋の紅葉を楽しむ紅葉狩りの文化は、奈良〜平安時代までさかのぼります。この時代には、貴族が紅葉狩りをしていました。江戸時代になると、庶民にも桜の花見のように、紅葉狩りが広がりました。
現代では山や公園など様々な場所で紅葉狩りを楽しむことができます。
紅葉 “狩り” 言葉の由来とは?
「狩り」といえば、主に「狩猟」のように、動物を「狩る」場合に使われますが、なぜ「紅葉狩り」と呼ばれるようになったのでしょうか。「紅葉狩り」の言葉の由来には諸説あります。例えば、
λ 野山に紅葉を探し求めることを、狩猟になぞらえて「紅葉狩り」と呼ばれるようになった。
λ 当時の貴族が枝や葉を手に取って鑑賞していたため、「紅葉狩り」と呼ばれるようになった。
などが挙げられます。
日本各地での紅葉の見ごろ
紅葉には気温が大きく関係しており、秋になり気温が低くなると紅葉が始まるため、日本の北から見ごろを迎えます。もちろん、その年の秋の気候や、紅葉スポットによって見ごろは異なりますが、例年だと北海道では9月ごろに始まり、10月ごろに見ごろが終わります。関東地方では、10月中旬〜12月上旬ごろ、関西地方では10月下旬〜12月上旬ごろです。例えば、観光スポットとして人気が高い京都では、例年11月〜12月ごろが見ごろだといわれています。
私も今年の秋、日本で紅葉狩りを楽しみました。秋ならではの風情ある景色に心が動きました。秋に日本に来たら、ぜひ紅葉狩りを楽しんでみてください。
参考:https://koyo.walkerplus.com