このアイデアは、高校時代のある課題から始まり、現在では、サステナブルな古新聞で出来たエコえんぴつで環境に配慮する「Küil Escritura Sustentable」という名の会社に成長しました。当時高校生だったダニエルさんは、今ではサステナブルなエコえんぴつの販売を通じて環境意識を高めることに専心する、若き弁護士となりました。そして、ナワトル語で「書く」を意味する「Küil(キュイル)」社の生みの親でもあります。
ココ・メキシコとのインタビューで、ダニエルさんは環境に優しい会社として、成長と統合を目指すために解決してきた課題について話してくれました。
「最初のエコえんぴつはどのような鉛筆でしたか?」
最初は鉛筆には見えず、砂糖の入ったチュロスのようでした。見た目は実際の鉛筆からかけ離れたものでした。
「グリーン経済とは何ですか?」
*リデュース:古新聞を使用することで、新聞紙がゴミとなり下水や河川に流れ込んだり、燃やされたりするのを防ぎます。
*リユース:ユニークで新しいプロセスでの再利用。
*リサイクル:環境にポジティブな変化をもたらします。ゴミの量を減らし、木を大量に伐採しません。
「植えるえんぴつとは?」
鉛筆の上部にはカプセルがあり、野菜の種が入っています。鉛筆が短くて字が書けなくなったら、湿った土を入れた、深さ3センチの植木鉢に鉛筆を埋めます。カプセルはタピオカでできているので生分解され、約2〜3週間後には発芽し始めます。
もう一つの方法は、使用前の鉛筆のカプセルを少量の水で濡らして砕き、種を植えます。鉛筆は新品のままです。
「何か面白いエピソードはありますか?」
信号待ちの車に鉛筆を売っていた頃は、ひどい渋滞を引き起こしてしまいました。エコえんぴつ1本の購入でとプチトマトの苗をプレゼントをしたこともあります。女性たちはそれが気に入って何回も車で通ってくれたので、さらに交通量が増えてしまいました。
「Küilの鉛筆はどこで販売されていますか?」
現在、メキシコ全国のサンボーンズで販売されており、文具店ルメンでも販売される予定です。ほかにも多くの代理店で販売されており、フリーダ‧カーロのコレクションは、フリーダ‧カーロ博物館で購入できます。