フォルクスワーゲンシラオ工場では、最新技術を駆使した高性能エンジンの生産を今年から開始します。
新エンジンEA211の生産によりフォルクスワーゲンシラオ工場の生産能力は向上し、自動車サプライヤー業界全体に相乗効果をもたらすと同時に、グアナファト州にも大きな経済効果が期待できます。
シラオ工場では1日1500台のエンジンを生産していますが、今年からこのエンジンが北米市場のSUVタオスに搭載されるため、2億3350万ドルを投じて生産ラインが新設されます。また、グアナファトの住民にとっては雇用の増加にも繋がります。
「フォルクスワーゲンはグアナファトの住民に雇用機会を与えるのみならず、地域の環境保護や社会貢献にも取り組んでいます。グアナファト州の経済発展、そして社会発展に貴社は大きく寄与しています。」とディエゴ・シヌエ グアナファト州知事は生産開始式で述べました。
新型エンジン生産のため、モノブロック、シリンダーヘッド、コネクティングロッドの組み立てラインが導入されています。
今回の投資はフォルクスワーゲンが40年間にわたってメキシコで生産を継続している枠組みの中で行われます。これまでプエブラ工場とグアナファト工場で生産されたエンジンは合わせて1400万台を超えています。
フォルクスワーゲンシラオ工場
- 2013年1月に操業開始
- 5億5千万ドルを投資
- 同年1億1800万ドルを追加投資
- 稼働開始につき473名の従業員を直接雇用
- 現在の従業員数1200名以上
- 世界中にあるフォルクスワーゲングループで100番目の工場