ペットを連れて日本へ渡航する場合、日本・メキシコ両政府が定めたそれぞれの条件を満たす必要がある。今回はその手続きと所要期間について調べてみた。
メキシコから輸出入される動物は衛生管理が必要で、SAGARPA(メキシコ農水省)により規制されています。
ペット(主に犬猫)がメキシコから日本へ渡航する際には、輸出証明書が義務付けられており、渡航2か月前から取得準備することをお勧めします。
マイクロチップの装着
ISO11784及び11785規格に適合するマイクロチップをペットに装着する必要がある。それ以外のチップは無効である。これも2か月前には装着しておく。
狂犬病ワクチン接種
チップ装着1か月後に狂犬病ワクチンを接種する。ワクチン接種後21日経過するまではペットは国外に出ることができない。
抗体価検査
ペットの血液を採取し、日本の農林水産大臣が指定する検査施設において検査する必要がある。メキシコ国内には指定施設がないため、近隣ではアメリカのカンザス州または日本まで血清を送付する人もいる。
検査結果が届くまでの期間は施設によっても異なるため、渡航2か月前には検査しておく方が良い。
抗体価検査の有効期限は2年間。
アメリカの検査施設
K-State Rabies Laboratory, Favn
Manhattan/K-State Innovation Center
2005 Research Parck Circle
Manhattan KS 66502
T. (785) 532-44-83
SAGARPAオフィス
SAGARPAで輸出証明書が発行され、SENASICA(動植物検疫事務所)でその証明書を受領する。
グアナファト州のSAGARPAオフィス:
1.(セラヤ) Av. Irrigación S/N. Col. Monte de Camargo. CELAYA. Tel. 461.612.19.18
2.(レオン)Calle Egipto 1101. Col. Los Angeles. LEON. Tel. 477.713.18.81
3. バヒオ国際空港
必要書類
余裕をもって輸出証明書を取得するため、渡航1か月前にはSAGARPAへ以下の書類を持参して手続きを始める:
- 輸出許可申請書。SENASICAのHP www.gob.mx/senasicaからダウンロードする。
- スペイン語で書かれた飼い主のレター。ペットの名前、チップ番号、渡航先、飼い主のサインなどを記入。
- ワクチン接種履歴(ワクチンの有効期限1年)
- 飼い主の身分証明書(パスポート可)
- 獣医師による健康診断書(獣医師の職業証明書コピーも添付)
- 注:渡航日5日前の診断書まで有効
- 診断書はSAGARPAへ提出用と、渡航事前用(5日前)の2回申請する。
- 獣医師の職業証明書コピー
- 日本到着40日以上前に日本国動物検疫所に届出をし、届出受理所を受領する(要コピー)。
* SENASICA
(動植物検疫事務所)